nettoyage du canal Takasegawa vol.3

3 juillet 2017

 

もう7月だ。

3回目の高瀬川保勝会の川掃除イベントのチラシのデータを出稿した。

 

上質110kg、片面カラー、200枚、1日納品コースで3590円。

この川掃除イベントシリーズは、同じ写真を使って、背景色やタイトル文字などにヴァリエーションをつけて展開するつもり。

写真が強烈で、手をつけがたい。

 

校正を山内政夫さん等に送ったら、中村伸之さんがさっそく京都景観フォーラムのメーリスで告知して下さった。

機敏で以心伝心、本当に頼りになる人だ。

 

柳原銀行記念資料館の秋の特別展のポスターやチラシも請け負ったが、京都市のチェックが入って、内容決定に難渋しているらしい。

シンポジウムにぼくが参加できず、内容を固めにくくしていることも背景にある。すみません、、、。

あれこれややこしい役所的記号が入るまえの段階をアップしておこう。反古になるかもしれないし。

 

地図とタイトルが合わないので、何か関連画像や資料がないかと指摘すると、山水河原者の又四郎の言葉が送られてきた。

それが感動的だった。

山水河原者とは、作庭などに従事した中世の河原者をいう。善阿弥がそうだった。又四郎は善阿弥の孫で、銀閣寺の作庭にも従事したらしい。

「それがし、一心に屠家(とか)に生まれしを悲しみとす。故に物の命は誓うてこれを断たず、又財宝は心してこれを貪らず。昔日、路上に於いて蚊幬(かや)四、五片を拾う。某、其人を追いてこれを与う。」

 

河原という不安定ゆえ無税の土地に住み、それゆえ差別されながら、特殊技術と自然観で生き延びた人たち。

 

「川縁のちから」というタイトルでサントリー文化財団に出した助成申請は通るだろうか。

 

 

 

 

Livre d'artiste par Fluxus artiste Mieko Shiomi

9 juin 2017

塩見允枝子作品集

 

4月から取りかかっていた塩見允枝子先生の作品集のブックデザイン。

6月1日に納品された。

 

1964年以降の塩見先生の「言葉によるスコア」をまとめたもので、「私の終活です」と表紙デザインを頼まれ、引き受けたものの、中身は塩見先生がWordで精緻にレイアウトされていた。

ワープロにすぎないwordでよくもまあ、というお仕事ぶりで、相当時間がかかったことが想像された。

連休中にご自宅におじゃまして、デザインやレイアウトを検討。日本語に斜体をかけられているので、訂正すべく全ページのデータをこちらで打ち直そうかと思ったが、wordのファイルが先生の作品のようで手を付けない方がいいし、その時間もない。

結局、pdfに変換して各ページを画像化し、96%縮小してinDesignファイルに貼り込んでいった。

これが時間がかかった。

 

印刷はひろいのぶこ先生のと同じSwitch.tiffさんに頼んだ。

個人出版なので、経費も先生負担。分厚く重たくならないように、との先生の要望もあって、アーティストブックらしい凝った造本やいい紙も使えず、経費を極力抑える必要があった。結局仕様は、

・60ページ、無線綴じ、B5変型(182x214mm)、300部

・本文=上質紙135kg/表紙=マットコート220kg/見返しに遊び紙タント100kg

 

販売価格も、塩見先生が1500円(税別)と破格に設定されていたので、せめて1800円に、と提案したら、1600円になった。

若い人たちに手に取ってほしいとの、先輩アーティストの温かい配慮だ。

 

表紙が色校よりかなり色が浅くあがってきたので、指摘したところ、代金を大きく値引きしてくれた。

結局、予想以上に本らしい顔ぶりになったので、塩見先生は満足のご様子。

なんとか大役をはたせた。

 

本という形式は、芸術が日常に侵入していく有効な手段と思うが(だからマチューナスはデザインの技術を活かしてさまざまなフルクサス・ブックをつくった)、日本では芸術関連の本は売れない。

アーティストブックももう少し普及すればと思うが、当分無理と思う。

 

京都芸大の芸術資源研究センターが出版協力となり、ウェブページで告知してくれた。

京都芸大は将来出版活動はしないのだろうか。 →[*]

 

 

 

nettoyage du canal Takasegawa

6 juin 2017

 

崇仁高瀬川保勝会チラシ

4月に続いて2回目の崇仁高瀬川保勝会の川掃除。

 

今後いろいろ活用可能な地図をつくる。

上質紙110kg、250枚、当日仕上げ(6月5日出稿・印刷・出荷、翌日納品)。

 

残念ながら今回ぼくは参加できないが、夏など川に入るのは楽しいだろう。

 

Resources artistiques

23 mars 2017

 

2015年の"still moving"での作品《Tracing Suujin》以来、崇仁地区の活性化と歴史文化保存に取り組む地域の中心人物・山内政夫さん(柳原銀行記念資料館事務局長)に請われ、崇仁エリアマネジメント/歴史景観文化研究部会に協力している。

 

山内さんらは今度、高瀬川の保全を軸に地域コミュニティの再生に取り組もうと、高瀬川保勝会をたちあげ、川掃除のイベントを企画された。

それに先立って、2月まで柳原銀行記念資料館で開催されていた「デラシネ――根無しの記憶たち」展(同館と京都芸大芸術資源研究センター共催)で地域の古いアルバム写真を見て、興味深い写真を2、3スナップしていた。

山内さんの企画を聞いたとき、すぐに使える写真のイメージを思いつき、パパッと広報用チラシをデザインした。

山内さんは気に入って、pdfファイルにどんどん文字情報を付け加えるので、デザインし直して印刷にまわした。

A4片面カラー、200枚、2日納期で約3500円(上質110kg)。

 

自分としては、芸術資源研究センターがスキャンして掘り起こした地域の「芸術資源」(この場合は無名の記念写真)を未来に向けて活用した一例のつもり。

 

このところ、デザイナーのチャンネルで活動することが多い。

 

高瀬川保勝会チラシ20170408

 

ぼくも参加するつもりだが、4月8日って、川に入るとまだ寒いのでは・・・。

 

faire des livres

21 mars 2017

 

去年の"still moving - on the terrace"展でつくった『ホテル養生』の『養生本』、手づくりで設置用に5冊つくったが、評判がよくて「ほしい」という人が多かった。

それでおくればせながら、印刷に出して、普及版を100冊つくった。

gr@phicのオンデマンド印刷で、A6サイズで、表紙3,990円(マットコート220kg、片面4色、裏面モノクロ)+本文60,574円(上質135kg、モノクロ、108頁)=計64,564円。つまり一冊原価646円。

オフセットだともう少し高くなる。

 

表紙には、床に敷いていたワラのイメージを使った。

 

養生本

養生本

 

しおりを《ホテル養生》の1部だったネオン作品と、出口義子の貝原益軒像模写を使ってデザインした。

しおりで元の本体である《ホテル養生》とつながるように。

 

いつも頼む通販印刷のオンデマンド印刷は4日納期のみ。

21日午後には納品された。

この日の夜はいっしょにやったGゼミの連中が企画した桂坂の小清水漸邸での「星見茶会」。

まにあったので持参して、Gゼミの連中に数冊ずつプレゼントした。

 

《ホテル養生》の床に敷くワラを貸して下さった大五さんにも一冊届けねばなるまい。

 

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今月はこれで2冊目。

一冊目の《新シク開イタ地》記録集は、3月2日に出稿して、納品が一日早まり、3月10日に届いた。

 

新シク開イタ地記録集

 

こちらの表紙は、JAMSTECからお借りして展覧会場でも紹介した海底火山NWロター1の噴火の映像と、海底火山を脚で模倣した映像からの静止画を使った。

 

同じ通販印刷のgr@phicで、A5版、表紙は15,170円(マットコート220kg、両面4C、片面マットPP加工)、本文は153,510円(マットコート135kg、両面4C、66頁)。

KAVCの指定管理者が変わるので、この記録集は大特急で編集・デザインしなければならなかった。

担当の林正樹さんもたくさん図録作成ほか仕事をかかえているので、こちらでやらざるをえない。

 

急いだために、普段使わない小塚を使った文字組は粗く、"JAXA"を"JAZA"と打ちまちがう。

いや、ゆっくりやっても誤植をなくすことは自分には無理だろう。

編集もデザインも60点の出来。

 

西岡勉さんに後日送ったら、2冊とも紙が逆目になっていることを指摘される。

色校もない通販印刷だから、チェックもできない。

 

それでも、ずっとやり残していた仕事を片づけたので、ちょっと肩の荷が下りた気分。