toit incertain sur le mur

samedi 17 mars 2018

 

toit incertain

 

河原町通を歩いていて、ふと出会った青野卓司さんから、「マロニエで君の作品、ぼくの横に並んでたで」と教えられる。

行ってみると、「マロニエ・コレクション展—立体小品」というのをやっていて、昨春の「2.5次元」展で買い上げてもらったのが壁にかかっていた。

売るということは、いらないということかな。

 

 

Keage Incline Drum Plant

vendredi 16 mars 2018

 

上下水道局から依頼された蹴上インクラインのドラム工場の案内板のデザインをようやく完了した。

 

蹴上インクラインドラム工場案内板

 

3月29日から琵琶湖疏水通船の本格運航が始まるそうで、前日の3月28日(水)にオープニングセレモニーへのお誘いをいただいた。蹴上の田邉朔郎像の前で実施されるという。

その案内によれば、琵琶湖疏水記念館のテラスで疏水カフェの開催や、インクラインドラム工場(インクラインの操作所)の限定公開も同時に開催するという。

ということは、頼まれているドラム工場の案内板の設置をそれに間に合わせてほしいということだ。

英文ふくめたデータは2月末に届いていたが、ちょうど企画出品している「ほしをみるひと」の準備と重なり、デザインの作業ができない。

 

3月10日(土)に「ほしをみるひと」がなんとかオープンしたが、徹夜がたたって頭がふらふら。

しかもデザイン科改革案のまとめも急かれていて、作業にとりかかれない。

作品制作とデザインと大学の仕事は、どれも使う頭のチャンネルが異なる。

時間のすきまをみつけてデザインに取りかかったが、気持ちが乗らない。

先日、見学したドラム工場の廃虚の魅力的な光景を思い浮かべてモチベーションをたかめ、南禅寺船溜の地図と、インクラインの操業のメカニズム図を組み合わせる方向で構成を進める。

げんなりするメカニズムの原図をなんとかつくり直す。

英文のまちがった修正の再修正も、英語の玉井先生のアドバイスを受けて、こちらでやってしまう。

もう至れり尽くせりではないか。

これがデザイン会社なら、あちこちに下請けに出して、数十万円の仕事だ。

案内板の製作は、2015年のインクライン三十石船案内板のときと同じ beeDream さんらしい。

 

出力に1日、看板に仕立てるのに1〜2日、設置に1日とみて、なんとか間に合う・・・のではないか。

と思って、データを見直したら、レイヤーが微妙にずれているのに気づく。

やれやれ。。。

 

 

 

Pour ce qui regardent les étoiles_2

mardi, 6 mars 2018

 

2月14日、「ほしをみるひと」のために丸い黒板をつくる。

黒板づくり

最初、ギャラリーアクアの倉庫前の荷解き場で廃材を使ってつくろうとした。

2x4の薄いラワンベニア2枚使って直径2mの円の予定だった。

だが板があまりにへろくて、フレームにボンド貼りしてもエッジが心配。

それにこの場所で作業することは、ギャラリーを管理する教育委員会から禁じられそうな予感。

(ギャラリーアクアは京都芸大が教育委員会が管理する堀川御池ギャラリーを使わせてもらっているにすぎない)

 

そうこうしているうちに勤務先の学内がゴタゴタ。臨時会議が頻繁になり、どんどん作業時間がけずられる。

 

黒板づくり

3月5日、丸い本棚といっしょに、自宅アトリエでつくることにする。

9mm厚3x6のランバーコア2枚接いで直径182cmの円板に。

黒板づくり

黒板塗料を塗る。

あわててるので、サンドペーパーのかけ方が十分でない。

黒板づくり

直径182cmなので、車に乗らない。トラックをレンタルしなければならなくなる。

 

2F展示室

展覧会オープン前々日の3月8日に会場に搬入して、夜に展示。

藤原先生がさっそく黒板に数式を書く(シュレーディンガー方程式)。

左手の河野愛の丸い黒板は、数年前の彼女の個展出品作。

 

ほしをみるひとオープニング

ほしをみるひとオープニング

3月10日のオープニングで、さっそく丸い黒板を活用する藤原先生。

黒板の下の方に書かれたのは、9次元に関わる超弦理論の数式の1部。

手前のは福嶋敬恭先生の石の模様をページ毎に素数で増やしたガラスの本《Prime number》。

黒板

3月18日のレクチャーのあとで、別な数式を書く藤原先生。

黒板

いわゆる「作品」ではないが、丸い黒板をつくってよかった。

書き換えられることで、空間に動的な表面が挿し込まれる。

「知のインフラとしての芸術」、という最近考えている構図にもフィットする。

(チョークと黒板消しは、丸い円盤が壁にめり込んでいる感じで、とデザインを指示して池田清堂君につくってもらった。)

 

今回の展覧会は、企画からこういうインフラ制作、展示構成、天体写真のプリント、キャプションづくりまで、一人でやる部分が多かったが、写真の貼りパネでの裏打ちやキャプション貼り、正面壁のデザインの手直しまで、若手たちが手伝ってくれてやっとできた。

いつまでたっても「先生」になれず、人を使うのがヘタだ。

旋盤工だった父の職人気質が染み付いている。自発的にやってくれて、本当に助かった。

 

ほしをみるひと