Redirect

dimanche 24 juin 2018

 

プロジェクトのウェブサイトの綴りがまちがっていて(× prural、○ plural)、訂正したものをつくったので、そちらにリンク先を変えてほしいと美術館に頼んだのだが、学芸員たちは担当がちがうとかで、自分でできないらしい。たいした作業ではないのに。

 

分業化が進み、デザインでも展示でもウェブサイトでも、なんでも人にやらせて自分はしない、できないという状態。

専門化は分業体制を生み、効率はあがるのかもしれない。

だがそれで失われるのは、組織全体の柔軟性や機動力、おおらかさ、そして人間本来の全体性だ。

 

京都芸大でも、昔はサーバー管理は宇宙物理の藤原先生が1人でやっていた。そのおかげでぼくもサーバーを自由に使わせてもらえた。だが今は外部委託になり、安全性はあがり個人負担は減ったが、不自由で融通がきかなくなった。

 

少なくとも、ぼくは人に頼らず、何でも自力で全部やってきた。作品制作も理論研究もデザインも。

分業を信じず、自分で何でも融通したいからだ。そもそもシステムに頼りたくない。

美術の世界でも、早く何かの「ユニーク」な専門家になるのがよくて、そういう全人的なことをめざすのは、まれで奇異で愚かなことらしい。だがぼくはそれを選んだ。

 

それはともかく、301リダイレクト というのを覚えた。

.htaccess というファイルをつくってサーバのルートディレクトリに置けばいいのだ。

記述内容は、

Redirect permanent / http://pluralworld.work

 

やってみたら、かんたんに転送設定に成功した。

次のまちがった綴り pruralworld.work へリンクさせると、自動的にpluralworld.workに転送されるようになった。

 

<a href="http://pruralworld.work" target="_blank">「複数形の世界のはじまりに」</a>

 

 

vieille carte picturale d'un hameau

jeudi 31 mai - dimanche 3 juin 2018 

 

複数形の世界のはじまりに」展の搬入がせまっているのに、《toit incertain》の補修と運送用の梱包が終わらない。

春の「ほしをみるひと」のためにつくった丸い黒板が、狭いアトリエをさらに狭くしている。

 

5月31日、ようやく《パラ村古絵図》の制作に取り組む。

2014年の「na ra」展で開発した、古代荘園絵図を用いた手法による。

「線」がここでは「絵画性・見られるもの」を持つと同時に「地図性・読まれるもの」の性格も持つ。

絵と図のあいだ、あるいは双方の原始の姿としての「絵図」。

一つの画面でありながら、同時に複数の部分面のアンサンブルであることの探求。

 

だが、竣工時に柿渋で仕上げたベニヤ板のアトリエの床の上で、布にアイロンをかけたら、汚れがついた。

近いうちに床を張り替えねばと思うが。

 

パラ村古絵図

パラ村古絵図

第1号に近い《 toit incertain 》を置いてみる。

 

パラ村古絵図

いつものことだが、2.2mx3.6mの画面全体が見えないので、アトリエの2階に上がって俯瞰する。

パラ村古絵図

「崇仁テラス」を浮かべていた高瀬川も描き込む。

パラ村古絵図

服部さんと横谷さんの作品にカラスが登場すると聞いたので、古絵図にカラスを描き入れる。

高瀬川の映像でもカラスの声が入っている。こうした偶然の符合を、今回は「粘菌的」と呼んでいる。

パラ村古絵図

床レンガの目地に貼る予定のマスキングテープをこちらでも貼ってみる。

「古絵図」は、同一性と排他性をもった「絵画作品」ではない。それは「開かれた交通と生成の場」をめざす作業空間だ。

 

 

atteindre la vieillesse

jeudi 31 mai 2018

 

雨でつちのいえの作業ができず、早めに帰宅すると、堀尾昭子さんからのハガキが届いていた。

堀尾昭子さんはわが師匠・堀尾貞治さんの姉さん女房で、ご夫婦ともどもぼくが敬愛してやまない大先輩作家だ。

先日届いた堀尾さんからの個展案内状に記してあった文面に感動したので、ブログに載せていいですかとおたずねしてのお返事だ。

どうぞとお許しが出たので、掲載する。

 

堀尾昭子

 

じわーと来た。

自分もこのように作り続けていきたいと思った。

 

堀尾昭子さんの個展は、6月16日〜7月21日、Gallery Yamaguchi Kunst-bau にて。