guide du Canal Biwako

28 juillet 2017

 

2009年にはじまった琵琶湖疏水関連の案内板のデザイン。

6つの扁額案内板(2009)、

第一竪坑案内板(2010)、

南禅寺水路閣調査案内板(2012)、

蹴上インクライン三十石船案内板2種(2014)に続き、

本日、11個目の案内板「四宮船溜案内板」のデザインが完了した。

この夏の間に設置される予定。

 

四宮船溜案内板

 

琵琶湖疏水クルーズが来年から始まるらしく、その準備の一環らしい。

デザイナーではなく、デザインもできる美術家として仕事しているうちに手がけることになった、好きな都市インフラにもかかわる仕事。

これを通じて、明治期の絵描きの動き、京都府画学校の洋画教員だった田村宗立や、坂本龍馬に絵とアメリカの民主主義を教えた河田小龍のことを知った。昨今の美術家にはない活動のスケールや社会的コミットメントに刺激を受けた。

琵琶湖疏水に関わって、ふたたび何かアートプロジェクトを立ち上げていくことをもやもやと考えるが、もっかは大学の雑用が忙しすぎる。

 

それより、このところ、細かいデザインの仕事が続き、腱鞘炎になって、右手の甲が赤く腫れている。

腱鞘炎

Ma main droite souffit de l'inflammation d'un tendon .....

 

 

Anciens jardiners comme les personnes de discrimination

27 juillet 2017

 

柳原銀行記念資料館から頼まれてデザインしていた秋の特別展のチラシやポスターがようやく脱稿した()。

印刷等の手配は、資料館のみなさんにおまかせした。

 

崇仁特別展チラシ1

崇仁特別展チラシ1

 

京都市発行の印刷物なので、担当部署の人権文化推進課の細かいチェックが入る。

その回数が尋常ではなかった。

だれか責任者がいて、その人が校正に責任をもつ体制なら、校正は再校ぐらいまでで済んだ。

そうではないのだ。

回しチェックをするので、だれも責任をもって隅々まで校正しない。で、次々とさみだれ式に訂正が出てくる。

「効率化」を謳いながら、あいもかわらぬ行政の体質を味わう羽目になった。

 

 

 

 

Édition par hasard

24 juillet 2017

 

午後の3時間強、静岡大学で30人の受講者相手に「紙媒体のアートブック制作」のワークショップ。

自分が言い出したわけではない。

アートプロジェクトを伝える「編集物」のワークショップを、と依頼され、

とまどったあげく、コンテンツづくりに「偶然短歌」の作法を援用することにした。

土曜から、身の回りの雑物を手当たり次第に数十点撮影。

一方で短めの本の書評を集める。

 

WS170724_shizuoka

 

 

朝、出かけに試してみたら、こんな歌ができた。

 

「空回り フラグア原発 急速に 地下アイドルは ドリームランド」

 

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用意するもの:新聞書評(縦組)、ハサミかカッター、スティック糊、カッティングマット、大量のオブジェの図版、A3上質紙

 

制作物:A6判16(or8)頁の言葉と画像からなる小冊子(折り本)『偶然歌集』

 

制作方法:

(1)言葉:レディメイドの文章から5音、7音の言葉をアトランダムに選んで、偶然を使って組み合わせ、「偶然短歌」をつくる(字余り、字足らず可。偶然俳句でもよい)

(2)画像:64点のオブジェの写真から任意のものを選び、アトランダムに言葉と組み合わせたときの効果を確認する

(3)上記の(1)と(2)を紙面に「編集」する

・左右二面の紙面が継起的に展開することに留意(時間性をもった美術作品としての「本」)

・余白、空白も活かす

・通常の「思い」優先の造形を放棄する。そのための方法を自ら考案する(偶然をどう呼び込み、肯定するか)

・「不明なもの」「説明不可能なもの」へ勇気を持って向かうこと

 

 

同大学で事業を推進する白井嘉尚先生、井原麗奈先生、平野雅彦先生も参加・見学。

事務局の一ノ宮由美さんも、行方知れずのワークショップを見守って下さる。

 

ぼくのアナーキーな創作ワークショップが「アートマネジメントの人材育成」とどうつながるのか。

直接つながらないので、そこをどう考えるかが悩ましい、と白井先生。

ぼく自身も「アートマネジメント」に関心がないので、悩ましい。

 

平野先生がさっそく記録画像をアップしてくださった。

http://30d.jp/jid/28

*報告頁

 

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偶然歌集に寄せて


超新星爆発の

残骸でできたわたしたち

 

偶然に沿って作業するのか?
自分の意思に沿って作業するのか?
自分の意思は偶然より上等か?
人間は石より上等か?
意味は物質より上等か?
人間と惑星の欠けらは同質ではないのか?

 

また数億光年彼方で
星が死に、星が生まれる
生命を綴る偶然と必然の
織り目を数えよ

 

井上明彦

 

 

 

 

nettoyage du canal Takasegawa vol.4

22 juillet 2017

 

ワークショップ準備のあいまをぬって、崇仁高瀬川保勝会の次回の川掃除イベントのチラシを出稿する。

同じ写真を使ってどこまで展開できるか——ささやかなデザイン実験。

 

次回は元崇仁小学校の中を流れる高瀬川を初めて掃除するというのがポイント。

秋のプロジェクトにうまくつながるだろうか。

崇仁高瀬川保勝会170805

 

 

 

Silent@KCUA et Still Moving 2017

19 juillet 2017 (mercredi)

 

このところあいつぐデザインの仕事や大学内の某報告書作成に時間をとられ、

毎年出品している災害支援チャリティー展 "Silent@KCUA"の締切にまにあわなかった。

ところが今日配られた同展のチラシをみて驚いた。

去年の僕の出品作の写真が載ってるではないか。

Silent@KCUA

ごく小さいからいいが、これは出しなさいということだろうか。

どうしよう。。。遅刻したうえに過去の小品でもいいだろうか。。。

いややっぱり催促されないかぎり、今年は見合わせよう。

震災復興支援だったのに、立体もOKのただのチャリティー小品展になって、焦点がぼけてきているように感じているし。

 

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本日はプログラムをデザインした山上友佳子先生のレクチャーコンサートがあったはずだ。

これもうかがえなかった。

残念。

百聞は一聴にしかず

 

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先週(7月12日)夕方、今秋に行われるstill moving 2017の第1回ミーティングがあった。

タイトルは「still moving 2017: 距離へのパトス——far away/so close」

なんだかかっこよすぎて照れる。

今年は「展覧会」ではなく、移転先の崇仁地域でのリサーチやワークショップなど、移転にかかわる芸大の活動を見せるのが趣旨とのこと。

なら個人でやるより、「漂流するアクアカフェ」のチームで動き、そこから個々人の動きが派生するようにしよう。

どうせ半分は崇仁地域の人たちをデザイン面でサポートしている身だ。

高瀬川の上に芸大移転コンセプトである「テラス」を実際につくって、そこで水のみカフェをするのはどうか。

 

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・柳原銀行記念資料館の秋の特別展のチラシ・ポスターは現在京都市の役所内でチェック中とのこと。

 

・8月5日の高瀬川掃除のチラシも早くつくりたい。

 

・琵琶湖疏水の四ノ宮舟溜り案内板のデザイン案、10日もたったのに返答がない。???

 

・静岡大学でのワークショップが来週と再来週の月曜にある。

24日が「アーティストブックをつくる」

31日が「世界を測る」

時間のあいまをぬって準備することになる。

 

ブリューゲルの《バベルの塔》を見に生きたいのに時間がない。

それでもたえず脳裏に大洪水のイメージを。