design éditorial

1 mars 2017

 

もう一年もたつ。

ちょうど一年前の今ごろ、神戸アートビレッジセンターで「新シク開イタ地」展というのをやっていた。

半年のリサーチと準備、父島へのフィールドワーク、半月間の現場制作、たった10日間の展示。

いくつかの新聞にレビューが載ったが、地球科学にも踏み込む特異な内容だったので、美術界には敬遠されたのではないだろうか。

その記録集をつくらねば、と思いながら、昨春以降、展覧会や海外渡航が相次ぎ、いっこうに進まなかった。

 

今年に入ってようやく取り組み始めたが、またもいろんな仕事が入ってジタバタしていた。

2月になって、KAVCの林正樹さんから、指定管理者が変わるので、3月初めには記録集の刊行が必要ときかされた。

以後、地獄の日々が続き、昨日やっと出稿した。

表1には、展覧会に協力していただいたJAMSTECの海底火山NWロタ-1の静止画を使った。

表4には、父島でヒスロムの加藤君と吉田君が、ぼくのデジカメで水中撮影した「海底タップ」の一シーン。

表2・表3には、林正樹さんがKAVCの屋上から撮った新開地の町の写真を海底のように青く染めて使った。

 

新シク開イタ地記録集表紙

新シク開イタ地記録集表紙

A5版 66ページ 無線綴 背幅6.3mm

 

編集というのはたいへんな作業だ。

図版選び、レイアウト、文章構成に加え、DTP時代の今は、データの最適化にも取り組まねばならない。

ぼくの場合、デザイン先行型なので、スペースに合わせて文章を書いたり手直ししたりする。

文章や図版選択は内容、デザインは形式で、それぞれ独立した価値を持つ。

それを一人でやるので、頭が分裂状態になる。どちらかだけなら楽なのだが、そうできない性質なのだ。

思えば、それほど好きではないデスクワークである編集デザインの仕事を、ぼくはかなりの数やっている。

いつも長時間缶詰め状態になる。

 

今回、印刷会社にデータを送るのに時間がかかり(1.2GBで1時間以上)、出稿が一日おくれてしまった。
上質紙の風合いでいい発色の紙が使えたら理想なのだが、お金がないので、紙はマットコート135kg。

インクジェットで試しプリントするとけっこう濃い色になるので、画像は少し浅めにしたが、どういうふうに仕上るだろう。

 

 

 

 

M.Tsuneo Hattori nous manque énormément

13 février 2017

 

牛窓のオリーブマノン化粧品の服部恒雄さんが亡くなられたことを、しばたゆりさんからの便りで知った。

自由工場の生みの親だった。

1984に始まる日本初の地域芸術祭だった牛窓国際芸術祭の生みの親でもあった。

知的で穏やかなお人柄だった。

もう日本にはいなくなった真の芸術パトロン。芸術を愛した知的な企業人で文化人。

資生堂の福原信三にまさるとも劣らない、本物の「旦那」だった。

いつ亡くなったのか、詳細がわからない。

 

今はとにかく心からご冥福をお祈りいたします。

 

服部恒雄回顧展

 

 

 

Repérage_Kishiwada Art Project 2017

3 février 2017

 

3月の「きしわだアートプロジェクト2017:竹xアート > であい」で3月12日(日)に行うワークショップの下見に、愛彩ランドに隣接するフクロウの森(岸和田市三ヶ山町)に行った。

 

当初の企画では、愛彩ランドの芝生地が開催場所になっていた。
だが来てみると、道路を隔てた谷にあるこちらの森の方が魅力的だったので、こちらも使うことを提案した。
去年の7月16日のことだ。以来ごぶさたしていたが、年明けにポスターなどが送られて来て、企画の全体がのみこめた。

ぼくのワークショップの場所はこちらの森だ。


企画を担当する岸和田市文化国際課(マドカホール)の野村さんに案内いただく。

 

 

夏に来たときは緑豊かだったが、ずいぶんすっきりしている。

 

今回、森で何ができるかを確認するため、現場のことがわかる人の同行をお願いしたら、市の丘陵整備課の公文さんと渋川さんが来てくれた。

聞けば、この丘陵一帯は、以前モザイク状に地権が入り組み、放置竹林が広がって荒んでいたそうだ。

それに対処するため、岸和田市は、大阪府のアドブトフォレスト制度を使って、企業といっしょに森林再生に取り組んだ。

参加している企業は、奥(西)から順に、大日本住友製薬株式会社株式会社平田タイル株式会社カナエ

対応する部署が丘陵整備課。再生した森は「フクロウの森」と名づけられている。

フクロウが生息するのは、餌となる生きものが豊かな環境だからだ。

 

すっきり片づいているのは、このエリア担当の大日本住友製薬の社員さんたちが定期的に整備作業を行っているからだ。

いい家族リクリエーションになるのだろう。

 

 丸太橋をわたって尾根の方に上がってみる。

 

 

道はついていないが、なんとか尾根まで上ってみると、尾根に沿って道があった。

 

 

尾根道に土地の境界を表わす古い杭が打たれている。整備事業以前のものらしい。

尾根道を散歩道として整備して、ベンチなど置いて仮休憩所をつくるのはどうか。

 

 

 

伐採した竹を機械で粉砕している。

 

 

あちこちにふんわりした竹粉の丘ができている。

タケノコならぬタケノコナを使う手もあるなと思って、少し持ち帰った。

 

 

伐採した竹は使っていいらしい。これが確認できただけでも大きい。

 

 

今回の一番大きな発見は、池をみつけたこと。

愛彩ランドのまんなかにも池がある。同じようにこちらの辺鄙な池にも噴水をつけたら面白いだろう。

 

 

 

平田タイルが管轄する土地の奥に面白いものが二つあった。

 

 

骨組みだけになった竹の小屋。

 

 

横倒しになりながら、そのまま成長した大木。

枝が水平にのびている。ツリーハウスやブランコなどがすぐつくれそうだ。

いろいろまわりに線をつなぐことも。

 

 

道の駅・愛彩ランドでランチをいただく。

農産物直売所とバイキングスタイルのビュッフェが併設されている。

泉州野菜をふんだんに使ったヘルシーな食事が人気で、いつも大にぎわいという。

 

 

レストランで食べた彩誉という岸和田ブランドの甘いニンジン。買って帰ることにした。

 

ちなみに今回の「きしわだアートプロジェクト」は、国から降りた助成金がもとになってたちあがったそうで、広報物のデザインは、江之子島文化芸術センターの相談窓口を通じてデザイナーにやってもらったそうだ。

あそこの前身は大阪府立現代美術センターだ。今はいろんな行政的サポートも手がけているようだ。
最近の世の中の仕組みが読めてきた。

 

次に来るのは、ワークショップ本番の3月12日になるだろう。

どんな人が何人参加するのか、皆目わからないが、まずは自分が楽しいと思えることが大事。

作業レベルを何段階か用意しよう。

 

 

faire le programme

7 janvier 2017

 

風邪気味。泳ぎに行きたいが控えて、家で仕事。

今日から「新シク開イタ地」記録集の作成に本腰を入れて取り組む。

昨年の今ごろは、展示の全体プランが決まらないまま、「ふたしかな屋根」群の制作に突入していた。

 

このところ手帖に予定をメモすることもせず、無計画にそのときどきの仕事を相手にしている。

見通しのないまま生きていてはいけないと思いながら、忙しすぎるのがよくない。

先のこともだが、まずは去年夏以降の活動記録をブログに載せたい。

 

◎春までのとりあえずの予定のメモ:

1月中 『養生本』出版(100部)

2月中旬 『新シク開イタ地』ドキュメント 刊行

3月8〜10日 ひろいのぶこ先生の退官記念展の展示の手伝い

3月11日(土) ひろいのぶこ展でオープニング・トーク

3月12日(日) 14〜16時「きしわだアートプロジェクト2017 竹Xアートとのであい」でワークショップ

3月中 『漂流するアクアしんぶん』No.06 刊行

3月28日(火)〜4月9日(日) 「2.5次元」展 ギャラリーマロニエ 京都

 

 

 

Meilleurs voeux 2017

3 janvier 2017

 

年が明けた。

 

昨年は、夏の南台湾への旅以来、ブログに記録を載せるまもないくらい忙しかった。

8月末の福島のリサーチ、9月のオランダの美術アカデミーの視察、10月のモリムラカフェ、11月初めの南モロッコへの旅、11〜12月の二つの展覧会・・・

結局、「新シク開イタ地」記録集作成という大事な仕事が積み残しになった。

 

今年は活動記録もしっかりとれるよう、仕事のさらなる充実と自分の時間の確保をはかりたい(・・・)。

 

今日はこれから「新シク開イタ地」記録集の編集。

 

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年末からのメモ

 

12月25日(日) 19:00〜作品撮影。フクシマ美術展の搬出。

 

invisible ground

 

《invisible ground》の下には、「新シク開イタ地」展でKAVCの地下シアターにつくった《バベルの塔》の廃材によるフクシマの疑似地形がある。

上に敷いたでかい遮水シートといっしょに持って帰る。

おもえば、2010年の《アクアカフェ》以来、ずっと素材をリサイクルして作品をつくっている。

 

12月26日(月) 深夜まで、翌日の「漂流するアクアカフェ」のためのレジュメ作成

 

12月27日(火) 「第6回漂流するアクアカフェ」(巌本金属本店、九条通り沿い)

 

12月28日(水) 賀状づくり

 

12月29日(木) みなみ会館で『シンゴジラ』観る。変身前の這うゴジラの張りぼて感、なんとかならなかったのか。

映画館で映画を見るのは、2年前に京都シネマで『さよなら、人類』(ロイ・アンダーソン、スウェーデン)以来。

もともと映画好きなので、今年は最低3〜4本は観たい。

 

12月31日(金) 《invisible ground》の遮水シートを広げて巻き直す。収納場所を思案するが、結局、デッキの下に。

 

invisible ground

invisible ground

文字通りのinvisible ground.

 

1月1日(祝) 初詣はいつも近くの走田神社だが、今年は光明寺にも行った(デジカメもスマホも忘れたので写真なし)。

前の酉年、2005年も光明寺に行っていた。そのときの除夜の鐘つきの写真。

 

光明寺 次にまた光明寺に初詣に行くのは12年後だろうか。

 

昼に奈良の三笠霊園に墓参。

 

1月2日(月・祝) 

アトリエに作品や廃材がいっぱい。木の廃材置場を自転車置場の奥に廃材でつくって少しは片づける。

今年の初大工仕事。雨対策には、膨大に残っている遮水シートを使おう。

 

invisible ground 

 

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