Repérage_Kishiwada Art Project 2017

3 février 2017

 

3月の「きしわだアートプロジェクト2017:竹xアート > であい」で3月12日(日)に行うワークショップの下見に、愛彩ランドに隣接するフクロウの森(岸和田市三ヶ山町)に行った。

 

当初の企画では、愛彩ランドの芝生地が開催場所になっていた。
だが来てみると、道路を隔てた谷にあるこちらの森の方が魅力的だったので、こちらも使うことを提案した。
去年の7月16日のことだ。以来ごぶさたしていたが、年明けにポスターなどが送られて来て、企画の全体がのみこめた。

ぼくのワークショップの場所はこちらの森だ。


企画を担当する岸和田市文化国際課(マドカホール)の野村さんに案内いただく。

 

 

夏に来たときは緑豊かだったが、ずいぶんすっきりしている。

 

今回、森で何ができるかを確認するため、現場のことがわかる人の同行をお願いしたら、市の丘陵整備課の公文さんと渋川さんが来てくれた。

聞けば、この丘陵一帯は、以前モザイク状に地権が入り組み、放置竹林が広がって荒んでいたそうだ。

それに対処するため、岸和田市は、大阪府のアドブトフォレスト制度を使って、企業といっしょに森林再生に取り組んだ。

参加している企業は、奥(西)から順に、大日本住友製薬株式会社株式会社平田タイル株式会社カナエ

対応する部署が丘陵整備課。再生した森は「フクロウの森」と名づけられている。

フクロウが生息するのは、餌となる生きものが豊かな環境だからだ。

 

すっきり片づいているのは、このエリア担当の大日本住友製薬の社員さんたちが定期的に整備作業を行っているからだ。

いい家族リクリエーションになるのだろう。

 

 丸太橋をわたって尾根の方に上がってみる。

 

 

道はついていないが、なんとか尾根まで上ってみると、尾根に沿って道があった。

 

 

尾根道に土地の境界を表わす古い杭が打たれている。整備事業以前のものらしい。

尾根道を散歩道として整備して、ベンチなど置いて仮休憩所をつくるのはどうか。

 

 

 

伐採した竹を機械で粉砕している。

 

 

あちこちにふんわりした竹粉の丘ができている。

タケノコならぬタケノコナを使う手もあるなと思って、少し持ち帰った。

 

 

伐採した竹は使っていいらしい。これが確認できただけでも大きい。

 

 

今回の一番大きな発見は、池をみつけたこと。

愛彩ランドのまんなかにも池がある。同じようにこちらの辺鄙な池にも噴水をつけたら面白いだろう。

 

 

 

平田タイルが管轄する土地の奥に面白いものが二つあった。

 

 

骨組みだけになった竹の小屋。

 

 

横倒しになりながら、そのまま成長した大木。

枝が水平にのびている。ツリーハウスやブランコなどがすぐつくれそうだ。

いろいろまわりに線をつなぐことも。

 

 

道の駅・愛彩ランドでランチをいただく。

農産物直売所とバイキングスタイルのビュッフェが併設されている。

泉州野菜をふんだんに使ったヘルシーな食事が人気で、いつも大にぎわいという。

 

 

レストランで食べた彩誉という岸和田ブランドの甘いニンジン。買って帰ることにした。

 

ちなみに今回の「きしわだアートプロジェクト」は、国から降りた助成金がもとになってたちあがったそうで、広報物のデザインは、江之子島文化芸術センターの相談窓口を通じてデザイナーにやってもらったそうだ。

あそこの前身は大阪府立現代美術センターだ。今はいろんな行政的サポートも手がけているようだ。
最近の世の中の仕組みが読めてきた。

 

次に来るのは、ワークショップ本番の3月12日になるだろう。

どんな人が何人参加するのか、皆目わからないが、まずは自分が楽しいと思えることが大事。

作業レベルを何段階か用意しよう。

 

 

faire le programme

7 janvier 2017

 

風邪気味。泳ぎに行きたいが控えて、家で仕事。

今日から「新シク開イタ地」記録集の作成に本腰を入れて取り組む。

昨年の今ごろは、展示の全体プランが決まらないまま、「ふたしかな屋根」群の制作に突入していた。

 

このところ手帖に予定をメモすることもせず、無計画にそのときどきの仕事を相手にしている。

見通しのないまま生きていてはいけないと思いながら、忙しすぎるのがよくない。

先のこともだが、まずは去年夏以降の活動記録をブログに載せたい。

 

◎春までのとりあえずの予定のメモ:

1月中 『養生本』出版(100部)

2月中旬 『新シク開イタ地』ドキュメント 刊行

3月8〜10日 ひろいのぶこ先生の退官記念展の展示の手伝い

3月11日(土) ひろいのぶこ展でオープニング・トーク

3月12日(日) 14〜16時「きしわだアートプロジェクト2017 竹Xアートとのであい」でワークショップ

3月中 『漂流するアクアしんぶん』No.06 刊行

3月28日(火)〜4月9日(日) 「2.5次元」展 ギャラリーマロニエ 京都

 

 

 

Meilleurs voeux 2017

3 janvier 2017

 

年が明けた。

 

昨年は、夏の南台湾への旅以来、ブログに記録を載せるまもないくらい忙しかった。

8月末の福島のリサーチ、9月のオランダの美術アカデミーの視察、10月のモリムラカフェ、11月初めの南モロッコへの旅、11〜12月の二つの展覧会・・・

結局、「新シク開イタ地」記録集作成という大事な仕事が積み残しになった。

 

今年は活動記録もしっかりとれるよう、仕事のさらなる充実と自分の時間の確保をはかりたい(・・・)。

 

今日はこれから「新シク開イタ地」記録集の編集。

 

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年末からのメモ

 

12月25日(日) 19:00〜作品撮影。フクシマ美術展の搬出。

 

invisible ground

 

《invisible ground》の下には、「新シク開イタ地」展でKAVCの地下シアターにつくった《バベルの塔》の廃材によるフクシマの疑似地形がある。

上に敷いたでかい遮水シートといっしょに持って帰る。

おもえば、2010年の《アクアカフェ》以来、ずっと素材をリサイクルして作品をつくっている。

 

12月26日(月) 深夜まで、翌日の「漂流するアクアカフェ」のためのレジュメ作成

 

12月27日(火) 「第6回漂流するアクアカフェ」(巌本金属本店、九条通り沿い)

 

12月28日(水) 賀状づくり

 

12月29日(木) みなみ会館で『シンゴジラ』観る。変身前の這うゴジラの張りぼて感、なんとかならなかったのか。

映画館で映画を見るのは、2年前に京都シネマで『さよなら、人類』(ロイ・アンダーソン、スウェーデン)以来。

もともと映画好きなので、今年は最低3〜4本は観たい。

 

12月31日(金) 《invisible ground》の遮水シートを広げて巻き直す。収納場所を思案するが、結局、デッキの下に。

 

invisible ground

invisible ground

文字通りのinvisible ground.

 

1月1日(祝) 初詣はいつも近くの走田神社だが、今年は光明寺にも行った(デジカメもスマホも忘れたので写真なし)。

前の酉年、2005年も光明寺に行っていた。そのときの除夜の鐘つきの写真。

 

光明寺 次にまた光明寺に初詣に行くのは12年後だろうか。

 

昼に奈良の三笠霊園に墓参。

 

1月2日(月・祝) 

アトリエに作品や廃材がいっぱい。木の廃材置場を自転車置場の奥に廃材でつくって少しは片づける。

今年の初大工仕事。雨対策には、膨大に残っている遮水シートを使おう。

 

invisible ground 

 

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このブログは<br>や<br cle a r = all> が効かないのか?? HYMLで見ると、すべて<p></p>になっている。 <hr>も表示されない。

 

 

 

ARTATA repérage_2a

31 octobre 2016 (lundi)

 

Hotel Relais des sables (訳すと「砂漠ホテル」)

Hotel Relais des sables

 

Hotel Relais des sables

Tataでは一番のホテルらしい。

壁がモロッコ・ピンクに塗られ、敷地の中に分棟形式で居室が並んでいる。

プールもある。

メンバーのドイツ人アーティストのイルカ Ilka Meyerは、ヨガの教師でもあり、この日からRobertoとぼくを合わせた3人で毎朝ヨガ体操。

 

9:00 ホテルを出発。Tata

ホテルから歩いて10分たらずで、Tataの目抜き通りへ。

 

Tata

Tataの街に接して流れる川。すぐ干上がるのか、ここでも橋はかからず、うねる道がそのまま川を渡る。

Tataで一番好きになった場所だ。

川で洗濯している女性がいて、乾燥地のモロッコは、水と人の関係が日本とまったくちがうのだろうなと想像する。

 

Tata

ガイド兼運転手らと、この日の行程を相談するCatherine。

 

Notd de Tata

ミニバスでTataを北へ走る。たちまち褶曲する山塊が顔を見せる。

7kmほど走って、"Les grottes de Messalite"という洞窟のある特異な地形の場所に着いた。

 

Grottes de Messalite

 

Grottes de Messalite

洞窟の中は、石筍(stalagmites)と鍾乳石(stalactites)が連なってすごいことになっている。

Les grottes de Messalite

 

Les grottes de Messalite

 

Les grottes de Messalite

Les grottes de Messalite

 

Les grottes de Messalite

 

Les grottes de Messalite

 

lézard à Messalite

lézard 

 

ARTATA repérage_1

30 octobre 2016

 

schedule_Tata

 

今回の南モロッコ行きは、アトラス山脈を越えたところにあるタタという町とその周辺で来年に開催される予定の"ARTATA"という国際展のための準備事業にあたる。

モロッコのRabat出身の景観デザイナーで科学ジャーナリストのCatherine Tastemainさんが企画し、僕を含む6人の作家に参加を呼びかけた。

テーマは「風景と対話する芸術」----"Les Premières Rencontres Internationales Art-Action et Paysages de la province de Tata"

モロッコ人2人はともかく、ドイツ、フランス、イタリア、日本からの参加者にはまったく未知の土地なので、現地の風景の体験とと、地域の人々や職人との交流を通して可能性を探るというもの。

企画書は送られてきたが、ホームページもなく、雲をつかむような感じもあったが、旅費や滞在費を負担してくれるというので、思いきって行くことにした。アフリカの魅力に抗うことはできない。

日程は一番遠い日本から来る僕に合わせて調整してくれた。

 

 

真夜中にすべりこんだAgadirのHotel Oasisは、海岸の見える場所にあった。

Agadirはヨーロッパからの観光客が多いリゾート都市で、どことなくニースを思わせる。 

朝10時にホテルのフロントから電話があり、Catherineさんがホテルに迎えに来てくれたことを知る。

彼女らが宿泊している近くのHotel Igoudarに移動。

フランスから来たMara Fortunatović、ドイツから来たIlka Meyerの2人の女性アーティスト、それにパリから来たもう一人のCatherine Vincentさん(ジャーナリスト)を紹介される。

フランス語での挨拶はひさしぶり。耳がついていけるだろうか。

 

ホテルから少し歩いたBoulevard Hassan II沿いの丸い噴水のある広場に面してLa Fontaineというカフェがあり、みなでそこで朝食。

横にはなんとTour de Babelというカフェもある。南モロッコが「新シク開イタ地」展とつながっているではないか。

Agadir

 

Agadir

 

昨日の飛行機のキャンセルで、遅れてイタリアから到着した建築家/都市計画者のRoberto Zancanを空港まで迎えに行き、Tataに向けて出発する。

あと二人のモロッコ人アーティスト、M'Barek BouhchichiとAmina AgueznayはTataで合流することになっている。

ミニバスを運転するのは、Tataに住むLarbiというアラブ人のベテランドライバー。

ルートは国道10号線でAgadirからTaroudantへ、そこから109号線でアンティ・アトラス山脈を越えてTataへ。

総距離280キロほどと聞いた。

 

 

観光都市Agadirも、郊外に出れば、アフリカの都市開発を象徴するような、空漠たる土地と建物群のコントラストが目を引く。

 

 

 

山地に近づくと、たちまち見たことのないダイナミックな風景が広がる。

 

アトラス山脈は大陸衝突でできた造山山脈で、ジュラ紀の地層が圧縮されて激しく褶曲している。

褶曲線がそのまま露出し、山のシルエットを横断して、何層もうねる線が視野を囲む。

 

Taroudantは、Agadir から東へ約80km、北と東はHaut-Atlas山脈、南はAnti-Atlasに挟まれ、城壁に囲まれている。

マラケシュを小さくしたような感じの町だ。

 

Rampart de Taroudant

城壁は外側はきれいに修復されているが、内側は古く傷んだまま。

金網で近づかないようにされているが、金網の内側はゴミがいっぱい。

 

vers Tata

ランチを食べた国道沿いのレストランの前で。

 

Taroudantを出て、109号線に入ると、いよいよ南モロッコらしい赤い半砂漠の風景が広がる。

R109 de Tata

 

R109 de Tata

 

route 109 à Tata

 

route 109 à Tata

 

サバンナ・アカシアAcacia raddianaの木に山羊 Chèvre がなっていた。

 

 

à R109 de Tata, Maroc

 

à R109 de Tata, Maroc

Acacia raddiana。こんなトゲだらけの木にのぼって若葉をむさぼり食う山羊。

いや彼らが食っているのはトゲの方? とにかく有蹄類では山羊が一番好きだ。

 

vers Tata

 

タタへの道、109号線沿いの風景。大地の運動がそのままむき出しになっている。

 

 

 

夕暮れどき、涸れて水がなくなった川に沿って走る。

こうした川跡もしくは雨期にしか水が流れない川を、"oued(ウェド)"という。

半砂漠の北アフリカ特有の地理現象で、アラビア語に由来する。

この後、何度もウェドに出くわすことになる。

 

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Tataに着いたときは、もう日が暮れていた。

泊まった宿は、Hotel Relais des sables

空港で入国カードに係員がモロッコでの滞在地として適当に書いてくれたのと同じホテルだった。

 

http://relaisdessables.com
Avenue des F.A.R., 12 P30, Tata, Maroc
+212 5288-02301