deux rencontres

22 mai 2019, mercredi

 

13:30 

建築私塾を主宰する八木千恵さんと久しぶりに会って、いろいろお話する(イノダコーヒー三条本店)。

八木さんは、建築家と他ジャンルの人間の対話の場をオーガナイズする面白い活動をされていて、『漂流するアクアしんぶん』の編集も手伝ってもらっていた。

 

16:30

KUNST ARZTの前で久しぶりに柏原えつとむ先生とばったり遭遇する。

ちょっと話をしたいとお誘いを受けたので、もう閉館していた京都国立近代美術館南側の白川沿いの Au Temps Perdu でお茶を飲みながら、先日亡くなった関根伸夫さんのことなど話す。

柏原先生は多摩美時代、関根さんの一年先輩という。

 

ぼくと柏原先生の出会いは、自由工場時代にさかのぼる。

先生は当時勤めておられた京都精華大学の学生といっしょに、はるばる岡山の自由工場に来て作品展示をして下さった。

その後一度だけ京都精華大学でのレクチャーに呼ばれたこともある。

 

面白いことを言われていた。「ぼくは野心がない。好奇心しかない。好奇心だけでやってきた」と。

野心というのは、美術家として成り上がりたいというようなことだ。それは美術なり美術家なりのあり方への信奉を前提とする。

柏原先生は一貫してそうした信奉から距離をとり、自分の好奇心にあくまで軸足をおいて美術をやり通してこられた。

言うは易く行うは難しを貫いてこられた柏原先生の顔には、78歳になるというのに、みずみずしい少年の面影が残る。

Le contenant de l'eau

21 mai 2019, mardi

 

昨夜(5月20日)はものすごい豪雨だった。

一昨日、屋久島の豪雨報道があったばかりだ。

気候変動の影響だろう。

 

わが家にも大きな水溜めができていた。

水溜め

水溜め

これも水溜めの一種だ。

 

そういえば、KUNST ARZTでの「フクシマ美術」展でも、画廊の床を大地化して「湖」をつくった。

「水のゆくえ」はぼくの一生のテーマだ。「ふたしかな屋根」もその一部だった。

流れるのではなく、たまる水も水のゆくえの一部だ。

「水たまり」について考えること。

 

Défense d'entrer

19 mai 2019, dimanche

 

梅雨入りする前にと、午後3時からデッキの再塗装(塗料はキシラデコールのチーク)。

床塗直し

デッキ修復

デッキ修復

 

傷んだ箇所の補修。

 

床塗直し

事故で車が破損してないので、車庫スペースへの侵入禁止のしつらえをする。

怪しく危険な人間が住んでいそうな雰囲気を演出。

女性は気持ち悪がるようだが、子供は平気で突破するようだ。

泥棒や空き巣に効くか。

Poser un plancher

18 mai 2019, samedi

 

車で事故。

忙しすぎるためか、めげる。

 

それでも時間がないので、2時間後、単車で東九条まで赴き、ソルカフェの2階の床材をつくる。

加工場所の崇仁小学校からカフェソルまで切った床材を数往復して手で運ぶ。車がないからだ。

ソルカフェ床

床板は12mm構造用合板(税抜1080円)。コーナンプロ吉祥院に調達に行き、借りた軽トラで8枚運ぶ。

ほかに照明具なども。

夜9時すぎには床板を6枚仮置きする。

喜ぶ女子たち。

trace de l'eau

17 mai 2019, vendredi

 

総合基礎に加え、やんそるさんのカフェ2階の改修のための材木調達や裁断・施工指導などの仕事が加わったので、目の回る忙しさが続く。

この日は午後、京都駅近くの国交省京都国道事務所工務課へ。

柳原銀行記念資料館前の噴水の管理担当と水路の水量増加の可能性を確かめるためだ。

なぜかといえば、崇仁地区以南の高瀬川の水量がもう少し上がれば、1月に提案したように()、B地区に山水河原者の親水空間をつくったり、東九条の空き地に高瀬川の過去の流路をコラージュして氾濫原公園をつくるなど、親水性の高い新しい都市空間を生み出す可能性がいっきに広がるからだ。

崇仁

崇仁

京都市の河川整備課の上田さんから、この噴水は、24号線のJR下の道路排水をポンプアップしているので担当は国道事務所だと聞いた。それでポンプの機構や排出先調整の可能性を知りたくて、担当者に会いに行ったのだ。

 

だが、担当の藤岡係長と話してわかったのは、噴水の水とJRアンダーの排水は物理的に無関係、後者の排水機構のコントロールなどによって噴水の水量を増やすことはできない、ということだった。

2002年の24号線の掘下げ/高瀬川の流路変更の工事のあと、国交省側は道路排水の一部を高瀬川に流すことを京都市側に提案したが拒否され、やむなく110mm を越える大雨になったときのみ、JR以南の高瀬川に流しているそうだ。

電話対応のぶっきらぼうさとちがって、藤岡さんとは話が通じ、ポンプの図面も提供していただいた。

 

まちがった情報を渡され、頭に来ていたら、すぐあと河川整備課からメールで、

「柳原銀行記念資料館前ポンプ及び水路の管理者は,京都市都市計画局すまいまちづくり課で,将来的には芸大の方にポンプ及び水路共に引継ぐ予定」との情報が入った。

縦割り行政のうえ、担当者をころころ変えるので、正確な情報が引き継がれていないのだ。

 

噴水や水路が外構デザインの一部になるのはまちがいないが、水量とそのコントロールは、崇仁〜東九条の高瀬川流域のデザインにとってとても重要だ。だが、きっと芸大の敷地と地域のデザインを高瀬川で連結させて考えていくことまで、今の行政の体制ではできないだろう。

 

崇仁

崇仁

久しぶりに崇仁に来てみると、テラス設置地区の市営住宅建設が進んでいる。

本年9月上旬に完成するとかで、建物周りの仮囲いがはずされ、団地の相貌が姿を現わしつつある。

崇仁

 

どんどん進む風景の改変。

一人こだわっている自分がふとばからしく思えてきた。

移転基本コンセプトをつくった手前、責任を感じてあれこれ動いてきたが、余計なお世話なのではないか。