construction une baraque pour remiser les matériaux de la Terrasse_3

31 mai 2020, dimanche

 

5月29日(金)

夕方、元崇仁小学校のプール脇で、比較的長いまっすぐな樹を入手。

資材庫の桁の樹をそちらに取り換える。

資材庫づくり

やっと4本の桁もすべて一本の樹でまかなえるようになった。

 

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5月30日(土)

 

屋根をつくる前に、構造をチェック。

すべて太さも曲がり具合もまちまちの自然の樹なので、材木を組むようなわけにはいかない。

 

資材置き場づくり

柱を立てたまま、地面の設置面から高さ3cmのところを切断。少し低くして、屋根の傾斜を確保する。

資材置き場づくり

梁と梁に角材を渡して水平をチェック。ほとんどやり直しなしで水平が出た。

資材置き場づくり

アーチ状に曲がった桁と桁のあいだに垂木をわたす。いろいろ補助材を差しこんでゆがみや高低差を緩和する。

製材された材木を使わず、全体がアーチのままの方がデザインはよかっただろうが、

1)時間がない、2)長い良い樹がない。よってハイブリッド・ブリコラージュを続行。

資材置き場づくり

崇仁小学校の運動場側にあった「ミカエル君」の屋根材のポリカ波板10尺(3030mm)9枚を池田精堂君から横流ししてもらった。

資源(ひとを生かしてくれるもの)は天下の回り物。

それでも足りないので、10尺波板5枚を仕方なく購入。

長さ1600mmに切断して、どんどん屋根をはっていく。

二棟の右棟が幅65cmx7枚、左棟は6枚、重ね部分はひと波かふた波。

 

波板の残り(1430mmx14枚)は壁に使う。だが寸足らずで地面から50cmほど空く。

資材置き場づくり

後ろに樹木の幹があるので、波板が幹に当たる部分を切る必要がある。

やはりこういう不整形の材料と場所でつくるのは時間がかかる。

 

しかし総基礎のレクチャーでも言ったが、屋根ができていくと下に安心できる人間的空間がひろがっていくのは本当だ。

空間を質的に変容させる屋根の力は本当にすごい。

ほんとは自然の樹で曲面の屋根にしたかったが、高瀬川周辺は取り尽くしてもう適当な樹がない。

無償の「高瀬川製材所」はもう在庫切れ、ということだ。

デザインに欲を出すのはあきらめよう。

本日はここまで。

 

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5月31日(日)

 

昨日の続き。

角材がどうしても足りないので、3m( 35mm角・2985mm)を6本購入(コーナンで1本308円・税別)。

 

資材置き場づくり

左棟も屋根の垂木を組んで載せる。左右が3800mmほどで右棟より少し狭い。

だがぼくの車では4mの角材は運べないので、2mの角材をつないで長くする。

屋根のポリカ波板も途中からブロンズに変わる。

ちぐはぐにかまわず作業を進める。

資材置き場づくり

資材置き場づくり

屋根ができた。だいたい屋根の高さが物置とほぼそろうとは思っていなかった。

台風対策に補強が必要だが。

 

資材置き場づくり

壁には残りのポリカ波板を使うつもりだが、そのために桟木を回さないといけない。

やはり長い材木が運べなかったので、3mの角材をつないで使う。

あいだに樹木の柱を一本立てたのが功を奏した。角材のつなぎの部分をその柱にビス止めして固定。

骨組みがどんどん丈夫になっていくのを感じる。

資材置き場づくり

ポリカ波板をすべてはるところまで行きたかったが、もう薄暗くなってきた。

資材置き場づくり

接いだ材木はみな種類がちがう。本当にありあわせの材料を切張りしている。

資材置き場づくり

天下の新幹線高架下に、ブリコラージュで大きな資材置き場をつくる河原者。

 

次回は壁にポリカ波板をはり接ぐ。天地が60cmほど足りないのをどうするか。

あと一週間ほどで高瀬川保勝会の道具・資材をこちらに移さねばならない。

com-position aujourd'hui 200527

27 mai 2020, mercredi

 

本日のコン・ポジション。

 

西山古道

#京都府長岡京市奥海印寺立石 2020年5月27日撮影


長岡京市の西代里山公園(京都縦貫道の建設の代償物)から小泉川沿いの山道を自転車で遡る。

立石橋を渡ってしばらく行くと、小さな鉄橋がある。渡れば柳谷観音に行けるようだ。

西山古道とあった。

光明寺〜善峰寺〜柳谷観音をつなぐ古道だったらしく、荒れていたのを20年ほど前、京おとくに街おこしネットワークの人たちが整備したそうだ。

この看板は、橋を渡らずにまっすぐ渓流沿いの道を進み、善峰寺へ通じる道との出会い付近にあった。(京青の森?)

「ここは西山 森の中。」

ここまでおおまかだと、地図の役割を果たしているとは思えない。

 

それにしても、時の流れが塗り跡からみごとなタッチを浮かび上がらせることはよくある。

 

2年前、熊野古道で見た「屋敷・・・」の看板もよかった。

 

4年前の2016年10月30日、南モロッコの国道沿いのレストランで見た看板も忘れがたい。

Maroc

Le temps comme artiste.

 

citron

26 mai 2020, mardi

 

5月25日に緊急事態宣言解除を政府が表明したが、遠隔授業はこの先もしばらく続く。

それに伴い、授業以外のさまざまな仕事もなくならず、あいかわらず忙殺状態も続く。

情報はいろいろ入るが、世間とのつながりが薄くなっているので、"Theater E9 2030"のためのZoomミーティングで、他領域の現状がいろいろ知れるのはありがたい。

 

総合基礎の第三課題は、梶井基次郎の『檸檬』をモチーフにすることになった。

高校時代、国語の成績だけがどうしても5を取れず、文学が苦手なのだが、美術の実技課題なので文章解釈が表立つわけではない。

そんななか、いっしょに課題を進める松井紫朗さんから、「天球の音楽」の図がレモンに似ているとの情報が入った。

ネットで探してみると、イギリスの占星術師Robert Fluddのエングレーヴィング(1617年)が見つかった。

天球がフィドルのかたちになって神が弦を巻いているが、たしかにレモンのかたちに見える。

レモンの日常から宇宙のレモンへ。「この惑星の上で」という全体テーマにもかなう。

こういう偶然がうれしい。

 

天球の音楽

 

 

construction une baraque pour remiser les matériaux de la Terrasse_2

24 mai 2020, dimanche

 

5月23日(土)

先週骨組みを立ち上げた資材置き場だが、樹木柱が気に入らず、別なものに取り換える。

人のいなくなった元崇仁小学校内の高瀬川沿いは、資材の宝庫。川の南側に何本か、比較的まっすぐな樹がある。

オラン・アスリのアト棟梁の気分で、いただくことにする。斧ではなくノコギリだが。

崇仁資材置き場制作

崇仁資材置き場制作

崇仁資材置き場制作

柱にする樹をゲット。

崇仁資材置き場制作

難点が二つ。足場板置き場の桁の長さを4200にしたいのだが、そんなに長くまっすぐな樹が一本しかないこと。

もうひとつは、曲がったり反ったりしているので、留めるのがやっかいなこと。

回転しないようにほぞをつくるが、なかなか合わない。

 

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5月24日(日)

 

桁に使える樹が足りない。

昨日に続いて、川沿いの樹をいただくことを決意。

崇仁資材置き場制作

柵を乗り越える。

脚立の長さが足りなかったが、大きな石があったので、掘り起こして支えに使う。

崇仁資材置き場制作

京都駅から徒歩10分のところだが、人が来ない場所だ。

ノコギリとメジャー持って高瀬川の中を歩きながら、両岸の樹木を物色する。

なかなか4m以上のまっすぐで長い樹がない。

崇仁資材置き場制作

長さ5m。曲がっているが、比較的まっすぐな樹を切って川の中を運ぶ。

肩に乗せて運ぶと、マレーシアのオラン・アスリの森の記憶がよみがえる。

あちらでは、アト親方が森から切り出した7mくらいのもっとまっすぐな樹を運んだ。重たくて肩に食い込んだ。

崇仁資材置き場制作

崇仁資材置き場制作

曲がっているが、とにかくこれでなんとか桁ができる。うれしい。

崇仁資材置き場制作

柱に使う樹も新調。

重心をつかんでまっすぐ立たせると、梁を載せるだけで柱が自立する。

一人でつくるので、どうしてもこういう技が必要になる。

崇仁資材置き場制作

桁は梁に載せることにした。まっすぐではなくアーチ状だ。

ほぞを刳って桁と梁をかみ合わせると、上に載せるだけで柱ががっしりした。

崇仁資材置き場制作

崇仁資材置き場制作

柱、梁、桁がすべて自然の樹。

マレーシアというより、曲がり方がアフリカ風である。枝が二股に分かれた樹木を柱にしているところも。

来週は屋根を載せないといけない。

 

 

Mokuma Kikuhata est décédé.

23 mai 2020, samedi

 

猛烈に忙しい一週間だった。

ふと新聞に、菊畑茂久馬逝去の記事を見つける。

お会いしたことはないが、思想性の強い硬質の作品がずっと気にかかっていた。

やはり美術は独学だった。著書も多い。

5月21日逝去(85歳)。合掌。

 

ヨーゼフ・ガントナー著『レオナルドの幻想ー大洪水と世界の没落をめぐる』(古書、1992年版)が届く。

造形計画2(Gゼミ)の水と重力を扱う授業で、レオナルドの晩年の大洪水のイメージへの集中があらためて気にかかり、amazonで取り寄せた。

ガントナーの弟子の中村二柄先生の訳と思っていたら、ちがった。

 

ガントナーが制作哲学にも歩を進めた美術史家であることは知っているが、今のぼくには学者たちの言葉の世界が遠くかすんで見える。彼らの「作品解釈」より事実の提示の方だけに注目しておこう。

例えば、「レオナルドの仕事の10分の9は覚え書と素描」、といったこと。

 

この日は崇仁第2浴場敷地奥で、資材置き場制作の続き。

先週使った樹木柱が気に入らず、あらためて崇仁小学校のプール横の薮に木を切りに行く。

樹木柱を取り換える。頑丈さがアップする。

 

ぼくはものづくりで心身のバランスを保っているらしい。