vieux contes

30 avril 2019, mardi

 

世間は平成最後の日と騒いでいる。

総合基礎第4課題の『昔話集』上・下を出稿。

 

昔話は、ぼくをふくめて課題担当教員6名が選んだ。

ぼくはレイアウトとデザインを担当。上・下の冊子の命名は中国絵画史の竹浪遠准教授。

昔話集

昔話集

 

A5中綴じ冊子、上質紙にモノクロのオンデマンド印刷で各85部。3日納期で合わせて25000円。

文字校正が苦手なので、ぜったい誤字がどこかに残っている気がする。

 

高校時代、通知表で国語だけがどうしても4以上に上がらなかった。

文章解釈が苦手なのだ。トラウマになっているといっていい。

詩は好きだが、小説などめったに読まない。

何か基本的な教養というか、根本的な常識が欠けたまま、生きてきている気がする。

そんな人間がこんな課題をつくる。

といってもほかの常識ある先生方が適切な昔話を選んで下さっているので、ぼくは縁の下のお手伝いという立場だ。

 

連休中に無事届くか。

 

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出稿後、久しぶりに大阪に出て、市立美術館でやっているフェルメール展を見に行った。

すごい人だかりだった。

いったん見終わって館外に出たところで、篠雅弘館長とばったりお会いした。

篠館長が展示の工夫を見せたいからと、再度、中を案内下さった。

おまけにカタログまでいただいた。

 

あとで新世界の道端に座って食べたたこ焼きがうまかった。

帰ってくると、テレビで天皇が最後の挨拶をしていた。

新世界

 

Chambre d'amis

28 avril 2019, dimanche

 

今年2月に東九条マダンのヤンソルさんから、彼女が運営する東九条にある Book & Cafe SOL の2階のリノベをしてくれる芸大生を紹介してくれと頼まれ、昨秋、崇仁テラスで二人展をした毛利愛実子と山本紗祐里に声をかけたところ、がぜん意欲的だった。

しかし心配になって、念のため、2階の部屋を見に行ってみると、化粧ベニヤをはりまわしたペラペラの壁に低い天井、畳敷きの部屋で、これはたいへんそうだな、と思った。

案の定、しばらく動きはなかったが、4月半ばをすぎて、山本さんから相談したいと連絡があった。

それで28日、他に参加したメンバー2名(彫刻の野村由香、染織の玉井静穂)と合わせて、現場に集合。

こちらも忙しいので、さっそく作業できたらと工具を持参。だが案の定、彼女たちは工具類を持ってきてなかった。

cafeSOL

漆喰を塗るつもりで養生していたらしい。

cafeSOL

床をはがすと出てきた。

cafeSOL

壁の化粧ベニヤをはずすと出てきた。

cafeSOL

cafeSOL

竹木舞の土壁だった。壁の起伏が大きく、ベニヤの下地とのあいだにあれこれ板をはさんで調整している。

古い窓枠の梁が傾いていたが、あとからつけたアルミサッシの窓枠は無事だった。大工の仕事だ。

1階の柱や梁がわりとしっかり補強してあるので、床も壁も本来なら全部はがして下地からやりなおすのがいいのだが、彼女たちはもう学生ではないので、まとめて時間がとれないらしい。

cafeSOL

二つの部屋があるが、一部屋の天井は石膏ボードをパネル化して屋根裏から吊り下げている。

天井板もはずした方がいいが、補修や塗装の仕事が発生する。彼女たちの決意しだい。

cafeSOL

壁板を全部とるには、取り付けられたクーラーもいったんはずさないといけない。

この日はスパナまでもってきてなかったので、連休中の別の日に。

 

やんそるさんは、「部屋の名前までみなさんで考えて」と。

ついてる連中だ。

彼女らの作品であると同時に、創作や市民活動に関わるいろんな人たちの交流の場になれば、と思う。

ふと「友だちの部屋 Chambre d'amis」という名前を思いつく。

 

 

neant

27 avril 2019, samedi

 

空

 

 

déménagement du site web_1

27 avril 2019, samedi

 

これまでいくつかの芸大関連のプロジェクトのウェブサイトを開設させてもらっていた芸大のサブ・サーバー"jupiter"が3月末で廃止された。

管理運営をされていた藤原先生が一年前に退任され、管理者がいなくなったからだ。

事務局に代替え措置を強く要求してきたが、何の救済措置もなされないまま、閉鎖され、以下の多くのウェブサイトにアクセスできなくなった。

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・総合基礎実技研究室(総合基礎実技アーカイブ準備中) http://w3.kcua.ac.jp/~sogokiso/

 

・つちのいえ http://w3.kcua.ac.jp/~tsuchie/

 

・大枝アートプロジェクト http://w3.kcua.ac.jp/~oap/

 

・アクアプロジェクト @KCUA project http://w3.kcua.ac.jp/~akcua/index.html

 

・2004年度美術学部将来構想委員会  http://w3.kcua.ac.jp/~future/

 

・京都市立芸術大学美術学部改革案 http://w3.kcua.ac.jp/info/reform/

 

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自費でサーバー借りてやれ、ということか。芸大の関連事業のウェブサイトであり、アーカイブなのに。

2005年の「アクアプロジェクト」などは、このときに今のギャラリーアクアにつながる @KCUA = aqua =水というコンセプトと名称をつくったのだ。

 

とりあえずこの連休に引越先を確保しないといけない。

まず「大枝アートプロジェクト」のサイトを自分のサーバーに引っ越した。

 

Je me débarrasse des objets encombrants_1

26 avril 2019, vendredi

 

京芸の総合基礎の授業がはじまった。

今年は副委員長を仰せつかっているので、何かと忙しい。

だが助かるのは、自宅にたまっている使わない材料や廃材を、学生たちの制作材料として提供することで、やっかいなものを片づけられることだ。

素材

素材

デッキの下にたまっていた《Maison-Arche》(2011)の廃材をかたづける。

緑色のロールは、KUNST-ARZTの企画展「フクシマ美術」の出品作《見えない大地 invisible ground》(2016)の素材で、これは東北から取り寄せた汚染土壌仮置場用遮水シート。合わせると20mある。

これは芸大に持っていけない。

どこが引き取ってくれるだろうか。それとももう一度ひろげて展示する機会があるだろうか。

 

素材

昨年、つちのいえのメンバーの伊藤真里衣が解体古民家からひきとってきた壁土も学生たちに提供する。

もちろん練り方、塗り方も伝授。

これらの素材や技術、芸大はこれから先、必要とするだろうか。

 

物質とつきあう芸術と芸術教育、芸術大学が、自然界や産業社会の物質循環ともつながり、新たな回路を開く日を夢見る。