à Tokyo

15 juin 2019, samedi

 

大妻女子大学博物館で「東南アジアの狩猟採集民の生活」展というのが開かれている。

次年度みんぱくの特別展に協力するにあたって、何か参考になると思って久しぶりに上京した。

大妻女子大学博物館

大妻女子大学博物館

大妻女子大学博物館

生ものが使えないため、バナナの葉は印刷物。だから黄色くはならない。竹も使っていない。

庭師の人たちにたててもらったらしい。

 

サロン

アマンダン海域でいまだ狩猟採集民として暮らす「サロン」というのが圧倒的に面白かった。

9月に会うことになっているマレーシアの先住民オラン・アスリの暮らしはどうだろうか。

 

展示されていたパネルが面白かったので作り直してみた。

 

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ちょうど1年前、東京都美術館のセレクション・グループ展に「複数形の世界のはじまりに」という名称で参加したが、そのときにゲストで来ていただいた白井美穂さんらが参加するグループ展「ヘテロトピア」が同じ枠内で開催されていて、その見学も兼ねてのことだった。友人のひらいゆうさんが参加している「エゴエメ・コレクティブ」も同じ枠内で開かれている。

 

都美のセレクション・グループ展は、団体展の多い都美術館の性格を横滑りさせ、現代美術の領域開拓と若手作家の登竜門的な性格を持っていたように思う。それが去年、ぼくら中堅が参加したあたりから年齢層があがって、ヘテロトピアもエゴエメも中堅以上の作家たちからなっている。

比較的大きな会場で作家主体のなんらかの企画展をする場所が国内に少ないこともあるのだろう。今年は『美術手帖』web版でもとりあげられている。昨年は事前にそういうメディアにとりあげられることはなかった。

 

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いつも案内状を送ってくれる Gallery 38(渋谷区神宮前、Stephanie Quayleの熊の粘土彫刻)を初めておとずれる。入口でぐうぜん京都芸大生3人と出会う。

東京ではあまりまち歩きする余裕ないが、近くにはつっぱった建築をいくつか見かける。

だれの設計か?

MA2 Gallery(渋谷区恵比寿3-3-8) つっぱって軒がない。この日は大雨。

コンクリ打ちっ放しかと思ったら、内壁はコンパネに塗装していた。

屋上にラクダ。荒川区西日暮里のHIGURE17-15

 

去年の都美術館での搬入展示の際、日暮里のAirBnBに寝泊まりしていたが、作業に忙しくまったくあたりをうろつかなかった。

日暮里に富士見坂があったのを思い出した。

坂や崖が多い面白い地形がこのエリアに広がっている。

短時間の散歩だったが、ここが一番面白い物件だった。

 

une scène

4 juin 2019, mardi

 

解体工事

解体工事

171号線に出る前に出会った光景。

解体工事の最中だった。

 

nettoyage du canal Takasegawa vol.20

1 juin 2019, samedi

 

記念すべき20回目の高瀬川の川掃除だが、今回チラシはつくらなかった。

崇仁高瀬川掃除

崇仁高瀬川掃除

高瀬川

夏前なので、草の伸び方がすごい。

このあたりの高瀬川は、流域でももっとも生物多様性が高い。川の中にはかなり大きくなった魚たちが群れ泳ぐ。

崇仁高瀬川

芸大B地区の団地が姿を現しつつある。この建物が芸大の北側に立ちはだかる。完成は9月。

崇仁団地工事

崇仁高瀬川

高瀬川とのあいだに柵がつけられ、急ピッチでしあげが進んでいる。

崇仁高瀬川

高瀬川に面した一階部分。店が入るのだろう。

芸大の建物と何のデザイン上のつながりもないどこにでもある殺風景なファサード。

2023年にはこの付近を芸大生たちも行き交うようになるのだろうか。

 

ここの住民たちと芸大の学生・教職員が月に一度いっしょに高瀬川を掃除し、大島桜の下で花見し、手作りテラスで音楽や美術を楽しみ、群れ飛ぶ蛍に目を細めるようになれば、移転はまあ成功したといえるだろう。芸大のなかのことは知らないが。

 

Suujin et Zheng Bo

26 mai 2019, dimanche

 

ギャラリーアクアの藤田瑞穂さんから、招聘した中国人アーティストのジェン・ボー(鄭波)の崇仁でのワークショップに、地元に関わる人の参加が少ないと知らせを受け、気になっていたので、ワークショップの3日目に顔を出した。

案の定、地元に関わる人間は山内政夫さんと藤尾まさよさんだけで(間欠的参加)、あとは京芸関係者や移転に絡む建築・デザインに関わる若者ばかりだった。テラスづくりや川掃除でさえ地元住民は参加しないのだから、今後とも住民参加のまちづくりなど、絵に描いた餅にすぎないだろう。まちづくりは他所者がやるものだ。

 

ジェン・ボーのワークショップは、3日連続で、自己紹介を兼ねた参加者各人によるワークショップ→遠足→水平社宣言(1922)更新の試み、と続く。

いわゆるSocial Engaged Artの中国における旗手というジェン・ボーが、京芸移転先の崇仁地区に関心を持つのは当たり前だろう。

ちょうど彼が近年テーマとしている「雑草」が、ひとけの乏しくなった崇仁地区に目立つこともそれを促す。

 

崇仁

 

会場の崇仁小学校に着いたときは、もう彼の「平等」の考えについてのレクチャーが始まっていた。

ZhengBo_WS

このあと、「水平社宣言」を人間以外の生き物にも広げて、三つのチームで書き換える作業に移る。

 

ぼく自身もよくワークショップを頼まれてするので、人のワークショップに参加するのは、その進め方も含めて参考になる。

今回よかったのは、グループワークに入る前に、一人で作業する時間を与えたこと、そして10分間昼寝させたことだ。

特に昼寝は、頭脳を休め、心身をリフレッシュさせて、自他とのコミュニケーションを取りやすくする。

前日も遠足先の道端?で昼寝したと聞いた。Workに非Workを取り入れるので、N-Work-shopとでもいえるか。

昔松山でやった「眠りのレッスン」を思い出す。

参加者全員がクリエイティブになり、自分でも驚くほどの効果を上げた。

 

ZhengBo_WS

ぼくが入ったチームには、ジェン・ボー自身と、京大の伊勢武史准教授(森林生態学)も入っていて、意見の対立もなくすんなり進む。

ぼくが出したアイデアは、非生命も含めて地上の全存在が超新星爆発の残骸でできていて、すべての実在はつかの間の存在にすぎないこと、その認識がなければ真の万物平等の思想は成り立たないということだった。メモに記していたタイトルは「万物水平社宣言」。

「万物」と「水平」と「無常」はキーワードになった。だが日本の無常の考え方と老荘思想のちがいをジェン・ボーに説明するのがかったるい。宮澤賢治は法華経だし。

それに異質な文体と思考を一つの文章にまとめることはむずかしい。そもそも文章化にあまり興味がない。あとは発言を控えるようにした。

ZhengBo_WS

ぎくしゃくしながらなんとかでき上がった宣言案をもう一つのものにつなげて注釈もつける。

注釈部分はジェン・ボー自身が用意していたエコロジー思想を表す文章をそのまま筆写した。

筆で文字を書くという行為は中国人にはなじんでいるのだろう。筆書きの習慣の薄れた日本との違いだ。

 

自分のチームの文章中、「束の間の時間」という箇所に「間」が抜けて「束の時間」となっていたことに気付いたが、放っておいた。

展覧会場で印刷物になって配布された成果物にもやはり間が抜けて、マヌケなものになっていた。

ZhengBo_WS

 

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1 juin 2019, samedi

 

定例の川掃除のあと、ギャラリーアクアでのジェン・ボー展のオープニングに行く。

1階が崇仁の学習室のような構成で、彼が崇仁で集めた資料やワークショップの記録が並び、2階に映像作品《Pteridophilia 1》。

4Kの映像が中国ではもう普通になっているのだろうか。

1階の学習室には、ぼくがデザインした《川デツナガル》のフライヤーや「われら山水河原者の末裔なり」展の図録も並べられていた。

ZhengBo_WS

 

一番興味深いと思ったのは、2階の廊下に展示されていた『上海野生食用植物』(1961年発行)の模写(2016)と、『台湾野生食用植物図譜』(1945年発行)の模写(2016)だ。

特に後者は日本語で書かれており、序文には次のようにあった。

「食糧戦に勝利出来れば此の戦争は我が方の勝利に帰することは明である。
此の重要な食糧戦の一助にと云う念願から台湾植物同好会が昭和十八年一月以来台湾の野生植物中食用に供せらうるものに付き、当会員協力のうえ、試験研究を続け、その数多きに達した。
…而して此の研究が完了したものの中より百種を選考して種類名を確め、且つ写生図を掲げ、これに解説を付し産地と分布を明にし、さらに食用法を加えて本書をなしたのである。」

 

ジェン・ボーは日本語が読めたのだろうか。

日本の植民地・台湾で食べられる植物が戦争に利用される。この一点の事実で、植物への視点は、単なるエコロジー賛美ではなく、不穏な歴史的政治的含意をまとうことになる。

 

échange de la connection de l'internet

30 mai 2019, jeudi

 

インターネットの接続が悪く、つながらないことが度重なる。

モデムもルータも機器が退色するほど古いし、WiFiには2003年製のAirMac Extreme(ダイヤル回線から光ケーブルに変わってまもない頃なので、名前がすごい)を使っている。セキュリティもWEPのままで、いつも危ないと警告が出ていた。

AirMac

 

J-COMの技術員に来てもらって診てもらうと、そもそも配線の段階から接続不良があるといって、外の電線をいじりだした。

インターネット接続

インターネット接続
見ていると、家から引き出された配線の接続部分のパーツを切断して付け替えていた。

工事的なことはなんでも好きだが、この手の高所作業だけはやりたくない。

 

インターネット接続

左が無償交換してもらったJ-COM提供のモデム。真ん中が新規購入した無線ルータ ELECOMのWRC-2533GST

無線規格もIEEE 802.11acだし、5GHzで最大1733Mbps、2.4GHzで800Mbpsの通信速度が出る。

当然セキュリティももっか最強レベルのWPA2パーソナルになった。

AirMac Extreme ベースステーション[M8930J/A]ともおさらばしようと思ったが、先日初期化して元気になった(このとき、OS10.6.8のMacBookでセキュリティレベルをコントロールできた!)ので、端末器として残しておいた。

時代を感じるデザインと名前が悪くないのだ。