la pluie, le toit, la visite guidée

6 juillet 2020, lundi

 

気候変動で梅雨前線が異常停滞し、ものすごい雨量だ。

特に熊本の球磨川の氾濫は、西日本豪雨を想起させる。

もはや日本列島はかつてのそれではない。

知らなかったが、七夕である7月7日は「川の日」でもあるらしい。

 

そんななかでも、総合基礎の授業は淡々と進行する(せねばならない)。

ずっと大学教員の職業意識を持たないで来た人間がカリキュラムの運営委員長とは皮肉なことだ。

家の中に学生に配った檸檬石鹸の余りが散乱している。

最後の課題「屋根を架ける・屋根で繋ぐ」のための総基礎パックの付録をデザインする。

 

総基礎パック

 

学生が全員大学に来れない中でのグループ制作。

どうしたらいいのか?という状況を元気づけるため、東南アジア建築人類学の本から家を運ぶ写真を利用させてもらった。

Roxana Waterson のこの著作、マレーシアに行く前に参考書として購入したのだが、全部読めていない。

だが実際オランアスリの住む村に行って、そこで学んだ手法で資材庫などを一人で建てたので、この運び人のなかに自分がいてもおかしくない、という感覚ではある。

 

建築の先生方は、学生にホームセンターで購入できる木材のリストを送るようだが、やはり製材された商品を前提にものをつくる文明世界は、先住民化が進んでいるぼくには向こう岸化しつつある。

 

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8 juillet 2020, mercredi

 

7月6,7,8日と悪天候の中、コロナ禍でまだ一度も大学に足を踏み入れたことのない1回生を校内見学させるツアーを計6回行った。

ぼくは全6回すべて引率役だったが、1日2回2時間ずつ、水浸しの校内を歩き回るのはけっこう疲れた。

だが、自粛生活でからだのなまった学生たちには、ぼく以上にきついツアーだったようだ。

20/7/6総基礎ツアー

前半と後半のグループの交代時、入学以来初めて顔を合わせた学生たちが、遠く離れてお互いを見つけ、歓声を上げる。

この距離が学生たちが置かれた困難な状況を象徴している。

ちょっと感動した。

 

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