moins les activités humaines, plus active la nature

27 mars 2020, vendredi

 

新型コロナウイルスCOVID-19の感染者数、アメリカが85000人を越え(ジョンズ・ホプキンス大学)、中国とイタリアを抜いて世界最多になった。3月27日昼の時点で、世界の感染者数は53万人以上、死者24000人以上(時事.comニュース)。

原因や対策についてはさまざまな情報が飛び交っているが、外出禁止など人間活動の抑制が招いたことについては、経済面・社会心理面の影響以外の情報はそれほど多くない。

個人的に興味深いのは、大気汚染の減少と自然の勢力回復だ。NASAとESAの大気汚染監視衛星の観測によれば、北京や上海、香港などの各都市でNO2濃度が大幅に減少したという()。

人影が消えたエリアでは、動物たちがのびのびと活動している。休館中のテキサスの水族館をフラミンゴが歩き回り、ふだんは人で埋め尽くされるペルーの海岸は鳥たちで埋め尽くされ、ピューマがサンチアゴの町中を歩き回る(27日の国際放送・オーストラリアABCから)。

ウイルスを人間に媒介するとして野生動物が敵視されているが、野生の自然が人類によって追いつめられて病むとき、人類もまたコントロール不可能な病いに犯されることを今回の事態は示している。

10年ほど前から人間活動が自然環境にもたらすインパクトが科学的に研究されている。(

現在は人間だけでなく、人間、動物、環境の「健康」を同時にとらえるOne Health(ワンヘルス)という考え方が国際的な主流になっている。

この惑星の上ですべては地続きということだ。

 

それにしても春からの総合基礎のテーマを「この惑星の上で」としたのは昨年秋。まさか実際にそういう事態になるとは。

 

●課題テーマ:「この惑星の上で」 
惑星 Planet の語源はギリシア語のプラネテス πλανήτης (さまよう者)。天動説の時代にそう呼ばれた星に私たちは住んでいる。私たちは星とつながっているか。この星の芸術を求めてさまよう者(プラネテス)がここに集い、歩む手がかりを共に探す。

 

世界中でコロナウイルスが引き起こした社会変化へのさまざまな反応が起きている。

自分としては、硬軟とりまぜて人間社会と自然の境界部分に注目していきたい。

 

ヴェネチア

「ひとけのなくなったヴェネチアでは水が澄んで、ヴィトンのカバンが泳いでいる」という記事()。

 

 

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