faire les dessins animés dans l'afrique

31 jan 2020, vendredi

 

1月27日(月)のことだが、2012年にブルキナファソのSIAOでお世話になった遠藤聡子さんが、パートナーのブルキナファソ出身アニメーション作家 Claver Yameogo さんと一緒に京都芸大に来られた。

美術学部の各工房を案内したあと、つちのいえにもお連れした。

 

聡子+クラベル

つちのいえが屋根の厚み以外はアフリカ風外観なので、記念撮影のとき、「アフリカに帰ったのかと言われそうだ」と笑っていた。

日本広しといえど、大学内にこういうものづくりの風景はありえないだろう。

 

遠藤さんはもともと京大出身の文化人類学者で、ブルキナファソでパーニュの研究をされていた。

(著書に『パーニュの文化誌―現代西アフリカ女性のファッションが語る独自性』昭和堂、2013/4/1刊)

知りあったのは2011年にブルキナファソに土の建築の研究に行ったときだ。

翌2012年、ワガドゥグのSIAOの会場に日本館ができた際、そこの展示ブースで現代日本文化の一端の紹介として「つちのいえ」を展示紹介することを杉浦大使に提案され、招聘していただいた。

 

クラベルさんは彼のウェブサイト Africartoons を見ると、意外に洗練されたアニメーションをつくっている。

アニメーションという間口の広い表現でアフリカの夢と現実を伝えていくことは重要だ。

SNSを巧みに使って彼の活動がアピールされている。(RTBでのインタビュー、子供たちとの活動など→

クラベルさんはブルキナ北部の村出身で、最近はアルカイダやIS系の武装勢力が台頭、急速に治安が悪化しているという。

彼の新作"FALTA"は、テロとの戦いを描いたものだ。

 

ぼくは2012年以来、長くブルキナファソに行っていない。

モロッコには2016年に行ったが、サハラ以南はまだだ。

赤茶けた西アフリカの乾いた大地。心のふるさとだ。

クラベルさんが招待したいといってくれたが、単なる訪問ではなく、レジデンスして制作したい。

ブルキナファソには、隣国のニジェールやトーゴ、コートジボワールにはある美術学校がない。

たしかに西洋的な意味での「美術」の学校はもういらない。

だが、創造性の育成を核に据えた研究教育機関は必要だ。

ブルキナの子供たちの教育支援に奔走する岡崎ますみさんが外務大臣夫人のザカネさんを紹介してくれたとき、教育に熱心なザカネさんに、「ブルキナファソに美術学校をつくるべきだ。伝統技術を守り、グローバル化に対抗して独自の価値観をつくっていくために。つくってくれたらボランティアで働きます(笑)」と言った。

かなわぬ夢だろうが。

 

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