Le dernier essai de Doctor Nakamura

9 decembre 2019, lundi

 

『ペシャワール会報』142号が郵送で届いた。

衝撃をもって受け取った。

中村哲先生が12月4日に襲撃されて亡くなってまもないからだ。

発行日も2019年12月4日とある。

封筒に会長の村上優氏の挨拶状が入っていて、「悲劇は142号を発送しようとしている日に起こりました」とある。

 

ぼくがペシャワール会に入ったのは2004年。

それ以前から中村先生の大地にかける姿勢、土木作業の現場で生まれてくる思想に大きな影響を受けてきた。

 

『会報』を開くと、中にいつものように中村哲先生の巻頭エッセイが載っている。

ペシャワール会に頼んで、このブログに掲載させてもらうことにした。

 

ペシャワール会報142

 

「12月 ジャララバードにて」とあるから、先生の対外向けの最後の文章かもしれない。

 

この号には、ほかに、ガニ大統領よりアフガニスタンの市民証をじかにもらったことへの短文と、「水のよもやま話(5)柳の話」と題したエッセイ、さらに緒方貞子さんへの追悼文が載っている。

「柳の話」などは、河川工学・植物学・文学の知識が一体となった中村先生の深い人間性をうかがわせ、あらためて畏敬の念を覚える。

 

『ペシャワール会報』142号は、今後、歴史的社会的にも特別なものになるだろう。

 

 

コメント
コメントする