Onomichi - Kurashiki

20 Octobre 2019, dimanche

 

倉敷芸術科学大学での特別授業で山陽に出向いたついでに、FKSKの小野環さんが参加している尾道市立美術館の「ここからむこうまで」展へ。

尾道は何度か来たことがあるが、初めて載ったロープウェイで千光寺公園へ。

小野さんらの「もうひとり」もそうだったが、ほかの作家の展示でもブルーシートが多用された印象が残った。

2016年に神戸アートビレッジセンターでのインスタレーションでブルーシートを床に敷き詰めて海を表そうとしたとき、やるまえに少し躊躇があったが、今はブルーシートが積極的に使用されるようになっている。

災害が増えている状況、あるいは歴史の中で朽ちゆくものが増えている状況も遠くで反響しているのかもしれない。

 

小野さんと横谷奈歩さんが再生を試みている「高橋家」も、朽ちた屋根をブルーシートでカバーしていた。

 

尾道駅は改築されていた。アトリエ・ワンが手がけたらしいが、予算や条件の制約がきつかったのだろう。ちょっと悲しい出来栄え。

駅の屋上階に、カフェに併設してm3 hotel というのがつくられていて、泊まってみたい気もしたが、夜は倉敷泊。

 

 

21 Octobre 2019, lundi

 

午前中、倉敷の有隣荘へ。庭が小川治兵衛作と知って、がてんがゆく。

 

午後は倉敷芸術科学大学へ。ここでの特別授業も今年で最後になる。

岡山時代にお世話になった近藤研二先生の依頼なので、断れない。

「デザイン特論」という科目名で履修者はメディア映像学科の学生だが、デザインとは何の関係もない現代美術寄りのレクチャー+ワークショップ型の内容。

漫画やイラストを専攻する中国人留学生3人が参加していて、彼らの反応が興味深かった。

夜は、彫刻家の浜坂渉さんを交えて3人で倉敷のおでんや「新粋」で会食。

家計学園が倉敷芸術科学大学をつくるまえ、ぼくは頼まれるまま、浜坂さんといっしょにカリキュラムなどいろいろ提案した。

そのときは浜坂さんは浜松のポリテクニークで造形実習を教えていて、近藤先生は岡山のポリテクニークでデザインを教えていた。

1995年にぼくが岡山大学から京都芸大に移るとき、浜坂さんを倉敷芸科大に推薦して赴任してもらった。

その浜坂さんも今年度、近藤先生は来年度で退職。

ぼくの授業も今年で最後。

ひとつの時代が終わった気がする。

 

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