André Valensi, 1947-2001

2 octobre 2019, mercredi

 

先日、よくお世話になっている大阪のギャラリー +1 art さんから、ぼく宛のメールが転送されてきた。

差出人は、Sylvie Mir さん。

昔、André ValensiといっしょにAix en Provenceで会ったのはあなたか?と。

ぼくが送ったという《天使の眼》の作品写真も添付されていた。

たぶん岡山にいた90年代半ばの話だ。

大原美術館でフランスの現代美術運動 Suports/Surfaces の展覧会があり、

そこで対談を頼まれ、仲よくなって南仏に訪ねていったのが、André Valensiさんだった。

Suports/Surfacesの一番下の世代だが、ぼくより一世代上の1947年生まれ、Aix en Provenceの美大の先生をしていた。

彼の車でMirabeauにあるValensiさんのアトリエなど地域を案内してくれ、気持ちのいいテラスで話をしたことを思い出す。

そのときにいっしょにしたのが Sylvie Mir さんで、彼女はNimesの高校で美術を教えていた。

とてもきれいな抽象画を描く人だった。

 

2005年に文化庁芸術家在外研修を申請するとき、研修受け入れ先としてValensiさんを考えたのだが、連絡がとれなかった。

それで南仏はあきらめ、パリに行ったのだった。

 

SylvieさんにValensiさんは元気かと訪ねたら、ショッキングな返信が返ってきた。

2001年にトーゴの首都 Loméで53歳でマラリアで死んだという。(ネット上に1999年死去とあるのはまちがい)

晩年は病気や借金など、不遇が重なったらしい。

 

ああ、André Valensi、南仏の光に包まれたあなたのアトリエは当時のぼくのあこがれだった。

 

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