Ce ne sont pas des lettres.

18 juin 2019, mercredi

 

芸大の造形計画1の授業。今年は文字の造形性・空間性をテーマにしていて、この日はクレーの文字絵を「演奏」する。

---

「精神はどこにおいてもっとも純粋であるか? はじまりにおいて。したがって、フォルムを考えるのではなく、形成を考えること。……「文字」の発生は、運動のもっともよい比喩であろう。芸術作品もまず第一にゲネシス(発生)として捉えられねばならない。」――パウル・クレー

 

A_アルファベットの任意の文字を用いて、「文字絵」を制作する(クレーの『造形思考』から)
B_任意の数字を用いて、「文字絵」を制作する(変奏)
C_任意のひらがなを用いて、「文字絵」を制作する(変奏)

 

注意:

・「はじまり」を意識すること
・紙に鉛筆(色鉛筆も可)、青カーボン紙、大きさ、紙質自由

---

 

最近また絵やドローイングをする時間がなくなっているので、課題を出しながら、自分でもやりたくてたまらなくなる。

で、青カーボン紙を使って「これはもじではない」と描く。偶然にもクレーが描く顔のような形象が生まれた。

この課題、音楽好きだったクレーも喜んでくれているとしておこう。

文字絵

アルファベットやひらがななどの表音文字と並んで面白いのが「数字」だ。

数字は並んでいるだけでも面白い。具体の田中敦子は数字を書くことで絵画から別次元の平面に飛躍した。

この領域をぼくは「数字美術」と名付けている。

数字美術

昔の芦屋市美術博物館での童美展で。

「数字美術」は、児童詩誌『きりん』をやっておられた故・浮田要三先生から示唆された。

数字美術

パリの街角で。

関連する記事
コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL