travaux pour l'ecole des beaux-arts

25 jan 2019, vendredi

 

今週で芸大の授業は終了。

講義系の「現代芸術論」は、教室での学生の発表で済んだが、実習系の「造形計画1」「造形計画2」は、それぞれ展覧会や屋外でのプロジェクトの発表のかたちをとったので、準備がたいへんだった。

柿沼先生の退任記念公演会の手伝いや、自分の展覧会準備と重なってやるのは無茶だが、なぜか最近、すべて強行突破したい気分なのだ。

 

造形計画1の方は、図書館閲覧室での課題「Artist's Book」の展覧会。

作品のキャプションやポスターをつくるのはこちらの仕事。

日中は会議などほかの大学の用事に手をとられるので、それらの制作は自宅で深夜までかかってやらざるをえない。

それでもときに学生のユニークな発想に刺激を受けるのが、唯一の楽しみ。

 

Artists Book

 

造形計画2の方は、「地/図」をテーマに風景にアプローチしてきたが、道、階段、橋、大地の起伏、見えるものと見えないものなど、近年の関心がようやくまとまりつつある。

雪舟の『天橋立図』が、絵と地図の中間にあり、西国33箇所の札所を描き入れていることの発見をきっかけに、大学のキャンパスに巡礼の道を設定することを課題として、プロジェクトを強行した。幸い学生たちは楽しんでくれたようで、よかった。

こちらもパンフレットのデザインと印刷以外に、足場板を運んだり、廃材でテーブルやベンチ、看板をつくったりなど、一人でやらねばならないのだが、目の前で風景が別のものに変容していくのが楽しい。

 

今回は準備時間が不足し、中途半端になった側面があるが、次年度は少し大規模に取り組んでみたい。

あと2年で、造形計画という試みが、美大での独自の教育プログラムとして、しっかりしたかたちにまとまるだろうか。

後継者がいないことだけはたしかなのだが。

 

 

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