Kisho Kurokawa et Kuala Lumpur

28 août 2019, mercredi

 

Kuala Lumpur

インドシナ半島上空を通過。海外は2年ぶりだが、座席のモニターの地図表示が進化している(マレーシア航空 MH53)。

 

Kuala Lumpur

Kuala Lumpur

マレーシア国際空港の設計は黒川紀章(1998年)。

「森の中の空港、空港の中の森」というのがコンセプトらしく、十字路の交差展に円形アトリウムを設け、滝のあるジャングルを再現している。ブリッジを支える柱の素材はプラスチック。

 

Kuala Lumpur

きれいなカーブが反復する屋根のデザイン。内側は幅の狭い板木を使用。集落の屋根を参照したのか?

施工は大成建設と聞く。

空港の設計は1998年で、有名なペトロナスツィンタワーと同じ年。

マレーシアは前世紀末にバブルだったのか。

 

Kuala Lumpur

クアラルンプールセントラル駅の駅舎のデザインも黒川紀章(2000年)。

方向が皆目わからず、駅のデザインを撮影する余裕もない。ショッピングモールに向かう入口。

 

いみじくも来春、展覧会に協力するみんぱくの設計も黒川紀章。

その図面をデータで持ってきている。

ぼくらがつくる予定のオラン・アスリ集会所のイメージスケッチと展示企画書を求められているためだが、その宿題をまだやっていない。オランアスリの森に行くまでにできるか。

 

Kuala Lumpur

ショッピングモール内で道に迷う。

世界中にあるショッピングモールはどこも吹き抜けのアトリウムを設けている。

これ見よがしな空洞のスペクタクルはグローバル資本主義の象徴。

Kuala Lumpur

スマホの地図はいいかげんで、信じると自分の居場所を勘違いする。頼ってはいけないと思って、モバイルのWifiを持ってこなかった。

が、思わずネットにつながったスマホに頼ってしまい、CITI HOTEL@KL SENTRAL に着くまで30分以上うろうろする。身体感覚がマヒ。

着いてみたら、Jalan Thambipillay(jalanはマレー語で「道」)には低級・中級ホテルが林立している。

 

Kuala Lumpur

近くのパンジャブ料理店でおそい夕食。

チャパティ Chapati (ナンより大衆的)とチキンカレー、野菜カレーとコーラでちょうど10.00 RM(約280円)。

めちゃ安くてうまい。いいことがあるか。

rempeyek

ホテルの並びにスーパーがあり、とても地域色が濃さそうなお菓子を買う。

Rempeyek という、ピーナッツを小麦粉生地でカリカリに揚げたお菓子。これは名前を知りたくて写真を撮ったが、買った方はビニール袋にざっくり入っただけだった。マレーシアやインドネシアの大衆的食品らしい。

 

 

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12 août 2019, lundi

 

大島魚協文庫

気仙沼湾に浮かぶ大島に「大島漁協文庫」がある。

明治期からの気仙沼の漁業の資料を漁協で保管していたが、3.11の震災で被災した。

それらの資料を神奈川大学常民文化研究所が修復し、収蔵施設を同大学建築科の重村力研究室が設計した。

管理をされている大島小学校元校長の菊田栄四郎先生に中を見せていただいた。

 

大島は、2011年8月3日に訪れたことがある。Maison-ArcheをVoice Gallery に設置していたときだった。

亀山から港まで、焼けたロープウェイ跡をたどって降りた。

自動車が逆立ちしていた民家で地元のおじいさんの片づけを手伝ったことがある。

かつて大島に滞在した高村光太郎は、この地に理想郷をつくろうとしたという。

何か不思議な縁を感じる島だ。

 

気仙沼 鶴亀湯

今年7月26日、3.11震災による荒涼たる空き地が広がる気仙沼港魚市場前に、トレーラーハウスによる鶴亀湯・鶴亀食堂がオープンした。クラウド・ファウンディングで応援していたので、行ってみる。

ウッドデッキでいくつかの店をつないでいる。店はどれもトレーラーハウス。全体でみねしお横丁というらしい。

みねしお横丁

トレーラーハウスを搬入する様子。今年6月。(鶴亀湯のTwitterから)

 

気仙沼 鶴亀湯

陸(おか)に帰ってきた漁師向けなので男湯の方が圧倒的に大きい。隣接して、鶴亀食堂がある。

のれんを見ると、頼まれている京都市営浴場ののれんづくりの件を思い出す。

気仙沼 鶴亀湯

トレーラーハウスを改装した鶴亀湯のなか。

大きな神棚の下に掛かるのは油絵(カンヴァス)。

気仙沼 鶴亀湯

トレーラーハウスのサイズは基本2.5m x 11m。

 

くるみ

クルミの木というのをはじめて見た。

くるみ

乾燥すると、クルミの実らしくなる。例の堅い殻はさらに一皮むけた内側にある。

世界はまだまだ知らないことだらけだ。

 

Ramasser des images_3

10-12 août 2019, samedi, dimanche et lundi

 

折壁駅付近にて。

折壁駅近く

 

3つの四角、3つの丸。

折壁駅近く

 

折壁駅近く

 

Ramasser des images_2

8-10 août 2019, jeudi, vendredi et samedi

 

十和田から久慈へ。

 

十和田市現代美術館

くとうてん。東京から移住したデザイナー夫妻が営むクラフト店(→)。

ふつうの空き家に印象的なロゴの垂れ幕。予備知識もなく、魅かれたが、閉まっていた。

来春までというから縁がなかったということだろう。

十和田市現代美術館

手前の消防署では訓練中だった。ビルの背丈をはかるメジャー付き。

十和田市現代美術館

十和田市現代美術館(設計:西沢立衛、2008年開館)。外壁は金属系サイディングボード。

通路や展示空間のフラットルーフがきたなく汚れている。屋根は傾けないといけない。

 

十和田市民交流プラザ

十和田市市民交流プラザ(隈研吾設計、2015年)の外壁のディテール。

地元の杉のハメ板を隙間をあけて外壁に貼っている。

板をどうやって固定してるかを見ると、木材ではなく錆び止めした鉄の中空角材にビス止め。ビスが簡単に効くのか。

 

久慈もぐらんぴあ

久慈市のもぐらんぴあ

1994年に国家石油備蓄基地の作業坑を利用してつくられた「地下水族科学館」。

3.11の大震災で被災したが、2016年4月に再開館。

石油文化ホールと水族館を組み合わせたきわめてユニークな施設。

左手前は、一人あたり一日の石油消費量が4リットルもあることを1リットルの牛乳パック4個で示している。

わかりやすく楽しく展示しようという意欲が横溢してほほえましい。

 

もぐらんぴあ

手堀りからシールド工法まで、トンネルを掘る技術の変遷を示すコーナーもある。

トンネル技術、石油の備蓄の仕方、さかなに触れる水族館、さらに「北限の海女の素潜り」のデモ。

それぞれ無関係なカテゴリーのぶっとんだ同居。おしゃれにこだわらないのがいい。

 

琥珀博物館

久慈琥珀博物館。これは江戸時代の琥珀採掘坑道跡。

久慈は、バルト、ドミニカと並ぶ琥珀の世界三大産地の中で最古の8500万年前の琥珀鉱脈をもつそうだ。

「穴」を気にしていると、あちこちで「穴」に入り込んでしまう。

 

Ramasser des images_1

7 août 2019, mercredi

 

風邪を引いたらしく、過剰な忙しさのストレスもあって睡眠不足で体調不良。

旅に出てイメージの断片を拾い歩く。

雲

日本のどこかの空の上で。雲が「上」という文字を書いている。

ねぶた

ねぶたの内側を初めて見る。(青森空港にて)

青森県立美術館

青森県立美術館の三和土(タタキ)の床と突き固めた土壁、ホワイトキューブの対比。

三和土の技術や黒っぽい土素材の詳細は不明。審査員の藤森照信さんはどう見たか。

ひび割れの補修の仕方に難あり。ひびは土の本性。崩れる心配ないなら補修する必要はない。

巡回展「こどものための建築と空間展」にて。

青森県立美術館

青森県立美術館で一番気に入ったディテール。竣工して10数年間、このままだったか。

青森県立美術館

外壁と同じ薄い赤レンガに白の塗装。残り部材を告知用に転用し、建築の仕組みをさらりと見せている。

三内丸山遺跡

木組みの部分。梁を受ける斜めの部材は枝ではないが、本来は枝だったのか。ここに枝があれば梁が水平になるという位置に取り付けたのか。しかし掘って組むというような道具と技術がない当時はどうやって? やはり同じような高さに枝を見つけたことが大きいのでは?

縄代わりに巻き付けた蔓が切れている。そもそもこれだけの部材を当時どうやって上に引きあげたのか。

柱間は約420cm、つまり1辺4.2mの立方体を3x3個積み上げている。(三内丸山遺跡にて)

三内丸山遺跡

来春みんぱくでつくるオランアスリの建物の壁にはヨシズを使うのはどうか。竹を編む時間はない。

三内丸山遺跡

集落の道路(幅約7〜12m、東西約420m、南北370m)は地面をけずってつくられていたという。

高さと材質における地面との決定的な差異が、単なる「道」と「道路」を区別する。

土とモルタル?に木っ端を混ぜて押し固められた縄文偽装道路。

三内丸山遺跡

柱材を円錐に組むときは頂点でどう合わせるかがむずかしい。

岩偶

初めて見る岩偶。これは日本最大。集落が増える縄文時代前期。

やわらかい凝灰岩質の泥岩でつくられ、頭部はないが肩と胸部があり、衣紋のような線刻がある。

岩偶

土や石は、あらゆる思いをそこに刻む縄文時代のコンピュータ。

 

国際芸術センター青森

足場板をよく使うので思わず反応してしまう。(国際芸術センター青森にて)

足場板で道なきところに道をつくる・・・昨秋、京芸の授業でやった。

国際芸術センター青森

円形テラス。室内の作品のかたちと呼応。(三原聡一郎作品)

国際芸術センター青森

地下におりる階段に竹でアーチを組んでトンネルをつくることを考える。京大桂キャンパスと交渉しなければ。

 

酸ケ湯温泉

酸ケ湯温泉

Google Chromeのアーススキャンの画面を見ているようだ。(酸ケ湯温泉にて)